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みんなが笑顔で暮らせる街に 日本共産党札幌市議会議員 吉岡弘子

エッセイ「お元気ですか」

高校無償化・朝鮮学校

4月、希望と不安が交錯する季節ですね。清田区には北海道でただ一つの朝鮮学校があるのは、ご存じでしょうか。

2010年から、高校無償化が実施されたものの、朝鮮学校の高校生は、無償化の対象から外されています。

支える会が毎週清田区役所前で宣伝行動をしていますが、きょう一年ぶりに参加させていただきました。

そのことをフェイスブックに投稿すると、ある方から「なぜ無償にする必要があるの?」と質問がありました。

「子どもの教育は国連人権規約、子どもの権利条約などで、国籍に関係なく、その子どもが住んでいる国の政府が責任を持つことになっている」こと、「日本政府は、ほかの外国語学校は対象にしている」こと、「拉致問題を理由に適用除外を支持する意見もあるが、北朝鮮が拉致問題に関与しているからと言って、子どもたちの学ぶ権利とは別の問題」などと返信したところ、考えるところはありながら「人それぞれ考え方があるので無償化運動は否定しません」と再度返信がありました。

子どもたちは社会の鏡と言われます。社会の矛盾を背負いながら生きています。

分け隔てなくどの子も、どこの国の子も無償化の恩恵を享受して学んで欲しい。そういうことができる日本であって欲しいと思います。

(4月11日 記)

「清田区新聞」22年4月17日付より

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