ページタイトル「清流だより」日本共産党吉岡弘子のホームページ
みんなが笑顔で暮らせる街に 日本共産党札幌市議会議員 吉岡弘子

〔ニュースと活動報告〕

初の「フードバンク」に39人

はじける笑顔 噴き出す悩み

初の「清田区フードバンク」に39人

新型コロナでバイトが激減したり、仕事がなくなって困っている学生や青年を支援する「清田区フードバンク(食料無料支援)」が23日、清田区の清田中央総合会館で初めて開かれました。吹雪き模様の悪天候の中、39人の学生や青年が訪れ、食料品や日用品を袋に詰め込み、会場には久しぶりの笑顔がはじけました。民主青年同盟(民青)のアンケートでは「孤独感に包まれ前向きに生きられない」などの悩みが噴き出し、コロナの影響の大きさを浮き彫りにしました。

清田区フードバンク 全国的に取り組まれ、評判を呼んでいる「フードバンク」。23日、清田区でも初めて行われました。民青同盟北海道委員会の呼びかけに地域のサポーターが呼応し、準備を進めてきました。「フードバンク開催」と書かれた宣伝カーが国際大学周辺を回り、学生・青年のアパートにチラシを入れてお誘いを行いました。

地域の皆さんからカンパや食料品、日用品が提供され、カンパも活用して野菜や果物、乾めん、洗剤などを買い足し、当日を迎えました。

開場の50分も前から駆けつける学生も出て、予定を早めてスタートしました。トップバッターは豊平区の札幌大学の5人組。悪天候の中、国際大学だけでなく、北星学園大学、北海学園大学など、区をまたいで訪れた学生や青年の姿も多く見られました。

清田区フードバンク 小分けされた米、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、バナナや乾めん、カップ麺、お菓子などの食料品やティッシュペーパー、トイレットペーパー、マスク、洗剤などの日用品を袋や持参したマイバッグに詰め込んで、会場いっぱいに笑顔が広がりました。

参加した学生や青年は39人、地域の高校生や中学生の姿も見られました。サポーターからは「遠慮しないでもっと入れて帰りなさい」と激励の言葉も。

主催した民青のアンケート・コーナーには全員が立ち寄り、30人から切実な声が寄せられました。

「仕事やバイトが激減して3食食べられない日も多い」「オンライン授業が続いて、孤独感が強くストレスがたまる」「マイナス思考が強まり、いい方向に物事をとらえられない」「体調を崩してコロナではないかという恐怖感に襲われる日もある」などの悩みが次々に飛び出しました。

民青道委員会では、「学費が支払えず、休学や退学を真剣に考えている学生も多い。友達が少なく前向きに生きられない学生や青年に寄り添って、フードバンクや宣伝活動を続けてゆきたい」と話します。清田区では春には2回目のフードバンクを行いたいとの声もあがっています。


市民と野党の共闘で
「いのち・くらし守る政治」へ

消費税廃止北海道各界連絡会、や北海道社保協などが「いのちとくらしを守れ! 総決起集会」を20日、札幌で開きました。

菅首相に学術会議会員の任命を拒否された立命館大学の松宮孝明教授が講演し「法で学術会議の独立性が担保されている。好き勝手に任命・罷免できるようになれば法治国家、民主主義の危機です」と告発しました。

来賓あいさつで共産党の畠山和也前衆議院議員は「コロナ禍のもとで、連帯と支え合いの輪が広がっている。総選挙で市民と野党が力をあわせて国民の命、暮らしを守る政府をつくりましょう」と強調しました。

学生や中小業者、介護労働者、高齢者らがリレートーク。

参加者は赤と青のボードを手に市内中心部をパレードし、「菅政権を倒して総選挙で政権交代を」と呼びかけました。


ヒ素入り「不適土」北斗市を調査

紙・岩渕参議と畠山さんが健康被害を危惧

北海道新幹線の札幌延伸工事で、環境基準をはるかに超える270倍の猛毒ヒ素が出土した問題で、紙智子、岩渕友参議院議員と畠山和也前衆議院議員が18日、北斗市の現場に入り調査しました。

渡島トンネル南鶉(みなみうずら)工区から出たヒ素入りの「条件不適土」が山積みになった仮置き場で、事業主体の鉄道・運輸機構の職員からヒアリング。南鶉工区から住宅・市街地を通って「不適土」を搬入する柳沢地域では、粉じんによる子どもたちへの健康被害が危惧されています。

機構職員からは「不適土の量が見通せず、仮置き場の容量が足りるかどうかわからない」との声も聞かれました。 紙参議院議員らは「新幹線トンネル有害残土を考える北斗市民の会」とも懇談。

「命にかかわる重大な問題を住民の合意もなく、期限ありきで進めることは許されない。皆さんの運動と議会の論戦で力をあわせていきましょう」と確認しました。


怒りの19日行動

「声をあげれば政治は変わる」

「戦争させない 絶対させない清田区民の会」は19日、西友前で定例宣伝し、18人が参加しました。

新婦人からは「菅政権の第3次補正予算は19兆円のうち、コロナ対策はわずか2割に過ぎない。7年連続で過去最大の軍事費は5兆5000億円。アメリカのためでなく日本のために予算を使ってほしい」と訴えました。

生活と健康を守る会からは「13年の集団的自衛権の行使容認の閣議決定以来、憲法違反の法律を強行し、今の菅政権にも引き継がれている。10月までには行われる総選挙で撤回させよう」と力を込めました。

年金者組合からは「毎年減り続ける年金政策には反対。年金積立金の運用をあらため、毎月支給にしてほしい。15年9月19日の「戦争法」の強行可決を含めて、戦争へとどんどん突き進んでいる。戦争法廃止の声をあげ続けよう。唯一の被爆国である日本が核兵器禁止条約に批准も署名もしない。オブザーバーにも慎重だ。一日も早く世界から核兵器をなくすために声をあげてゆきたい」と呼びかけました。

「怒りの行動は」は毎月9日と19日に西友前で行われます。

「清田区新聞」21年3月7日付より

PAGETOP