憲法9条 無傷で手渡す
第62回北海道母親大会開く
生命を生みだす母親は 生命を育て 生命を守ることをのぞみます――第62回北海道母親大会が16日、札幌市で開かれました。全道各地から午前中の分科会には830人が参加。午後の全体会には1060人が参加しました。
笽島(そうけじま)満恵実行委員長は「憲法9条を無傷で次の世代に手渡すために頑張りましょう」と訴えました。
テレビジャーナリストで早稲田大学客員教授の金平茂紀さんが「日本のテレビ報道の現場でいま何が起きているのか」と題して講演し、「思考停止に陥らないことが重要」と強調しました。「メディアはなるべく早く正確に共有した方がいいことを報道しなければならない。視聴率が悪くても報じるのが役割」と指摘し、会場は終始笑いと拍手に包まれました。
参加した女性は「このごろ韓国を悪く言っているので、隠したい何かがある、異常だなと思っていました。私の考えは間違いじゃなかった」といいます。
道憲法共同センターの三上友衛共同代表、日本共産党の畠山和也前衆院議員・比例候補があいさつしました。
大会は、安倍首相に「憲法改悪反対! 消費税増税を許さず、いのちとくらしを守る政治への転換を求める」特別決議と、全道の母親と女性に「子どもたちに『核兵器も基地も原発もない平和で明るい未来』を手渡すために、ご一緒に力を合わせましょう」と呼びかける大会宣言を採択し市内をパレード。親子で参加した子どもたちとともに「戦争する国許しません」「憲法9条を守ろう」とコールを響かせました。
札幌市議会代表質問に佐藤綾議員
17日、札幌市議会第3回定例会が開会しました。札幌市の各会計決算が主な議題ですが、市政全般についても議論されます。
日本共産党の代表質問は、25日午後2時半ごろから白石区選出の佐藤綾議員が質問に立つ予定ですが、審議状況により前後します。市役所18階に傍聴者控室と傍聴席の出入り口があります。
清田区の後援会が総会
新たな前進への決意固める
清田区日本共産党後援会は14日、区内で19年度総会を開きました。
統一地方選で16年ぶりの清田区の議席を獲得した吉岡弘子市議があいさつに立つと、会場に喜びがあふれました。吉岡市議は、初当選への感謝をのべ、全区で議席を得て10議席へ前進した党市議団の比重が増したと指摘。市民の願いの実現と市政転換のため奮闘する決意を表明しました。
総会は、2大選挙戦の経験を踏まえ、日本共産党の前進と野党共闘の躍進へ、①選挙の報告・お礼の対話、「赤旗」の拡大、「党創立97周年記念講演」の学習、各種署名などで党の課題への協力と支援②定期的会議やニュースの発行、「楽しい」行事、単位後援会の確立と会員拡大などの組織強化③新しい探求の道「野党共闘」を深化させ希望ある政治めざす―との方針を確認しました。
総会では、10年間務めた田中秀夫会長が退任し、松原会長(新)、林事務局長(再)ほかの役員を選任しました。
松原新会長は民主党、民進党の有力支援者を務めるなか、北海道地震対応のなかで「日本共産党を発見」したと語り、「命がけで応援する」と決意をのべると、感動の拍手がわき起こりました。
1000億円道路押し付け
国と市長に「ストップ」の声を
「わずか8分の短縮に1000億円もかける必要があるか」「排気ガスや騒音が心配」など札幌市が国とともに推進する都心アクセス道路計画に批判が広がっています。
上下分離案(案3)が有力視されていますが、札幌市の調査でも創成川通の「混雑度」は「混雑による極端な遅れはほとんどない」状態です。
日本共産党札幌市議団は「建設ありき」の市長の姿勢を批判し、「必要か否か、市民の意見を確認すべき」とくり返し求めてきました。
いま、この計画は国の「計画段階評価」に入っていて、早ければ来年か再来年には結論がだされます。
ムダ遣いという点でも災害対策の点でも、環境にやさしいまちづくりの点でも問題だらけの都心アクセス道路。国が予算化をする前に「ムダ遣い、まち壊しやめて」の声を、市と国に届ける必要があるとして、党札幌市議団は、秋元克広札幌市長宛と国会請願署名を呼びかけています。