地震が発生してから2カ月がたちました。
連日のように地震災害を受けた清田区の住民を訪ね、調査し、市とかけあい、前進点があると当事者に伝える活動を続ける日本共産党の吉岡ひろ子清田区市政相談室長に聞きました。

罹災証明の件数も札幌市の中でも一番多い清田区ですが?
はい、10月19日現在で前回が78、大規模半壊が87、半壊が155となっています。一部損壊が1409軒です。
訪問の中で印象に残ったことは?
清田地域の女性は最初の訪問では「一部損壊」とされていましたが、家が傾いていて、階段を上り下りしていたら具合が悪くなるんですと話していました。2度目の市の調査で「半壊」となり市の助成も受けられるようになりました。嬉しかったですね。
り災証明数、全市で最大の清田区
吉岡さんの訪問で勇気つけられた方も多いと聞きます。
清田地域で借地で暮らしていた男性から「大家さんが裏地のガケ崩れで大変な目にあっている。力になって」と訴えられました。「市との話し合いや市議会でとりあげてもらっていますよ」と伝えると、「地震後何もする気が起きなかったが吉岡さんと話して元気がでました」といってくれました。
市議会での傍聴にも参加していましたが札幌市の動きはどうですか?
市議会を何度も傍聴しましたが共産党の市議の質問に市は具体策を示さない場面も多くありました。清田区清田の崖崩れの問題で伊藤りち子議員が「個人ではどうにもできない被害だ。抜本的な対策をしなければ大変な事態になる。自治体の役割は大きい」と札幌市に迫っていたのが印象的でした。