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ずっと住み続けたい清田区に全力疾走! 日本共産党清田区市政相談室長・吉岡ひろ子です

エッセイ「お元気ですか」

歴史に刻む―核兵器禁止条約

広島・長崎に原爆が落とされ、30万の命が、木の葉のように奪われたのは72年前。

被爆者は、生き地獄から這い上がり、「核兵器のない世界を、戦争のない世界を」と、渾身の力を絞り訴え続けました。私たち市民も千万単位の署名を国内で集めました。

7月7日、ニューヨーク国連本部は、人類史上初めての核兵器を禁止する条約の採択に、歓声と拍手に包まれました。

核兵器保有国の圧力を打ち破って、加盟国193中、124カ国が参加、122カ国の賛成での圧倒的な賛成。

条約には、「ヒバクシャ」の文言が2カ所あって、一つは被害者として、もう一つは核兵器のない世界をつくる主体者として書かれています。

核兵器を作る、持つ、使うことは勿論、「威嚇」も禁じられています。日本のように「アメリカの核の傘」に入ることも許されません。

決め方も民主的で感動的です。条約1条から19条まで一つひとつ賛成、反対、追加の意見を全て出しあい、みんなの前で透明性をもって議論したと言います。

アメリカとともに、反対の日本政府。日本の政党で参加したのが日本共産党だけ、被爆国日本の声を届けました。

「核兵器廃絶」に向かう重要な1歩、世界のうねりに、深い感慨と確信を覚えます。

「清田区新聞」17年7月23日付より

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