〔ニュースと活動報告〕

９月27日朝、清田区の日本共産党後援会と吉岡ひろ子党清田区市政相談室長は地下鉄南郷18丁目駅頭で宣伝。開会した臨時国会で、安倍晋三首相が平和も民主主義も暮らしも破壊する危険な道に踏み出す姿勢を露骨に示すなか、草の根からの運動を強め、世論の力で暴走を押しとどめようと呼びかけました。

吉岡さんは、札幌市の高すぎる国保料の引き下げを求める運動が進んでいることや、札幌市の不要不急の「都心アクセス道路」の問題なども指摘。「ご一緒に政治を変えましょう」と訴えました。

臨時国会開会日の９月26日、大通公園で道憲法共同センターと道労連が呼びかけた「９・26国会開会日アクション」が行われ１５０人が集まりました

道労連の黒澤幸一議長は「小樽のビーチで自衛隊が演習を行い、苫小牧では公道を戦車が走っている。こんな状況を変えていこう」と呼びかけ、日本共産党の真下紀子道議は「泊原発で八つある貯水タンクは未耐震化。これでは道民の命は預けられない」と訴え、農民連の代表は「いま国がやるべきことはＴＰＰの批准でなく災害地支援だ」と、労働問題に取り組む弁護士は「残業代ゼロ法案を阻止しよう」と訴えました。

参加者は札幌駅前通をサウンドデモし、「数の力で勝手に決めるな」とアピールしました。

日本共産党の吉岡ひろ子清田区市政相談室長と清田区後援会は９月25日朝、美しが丘の食品スーパー前で宣伝し、吉岡さんと後援会の松崎さんが演説しました。

このなかで、26日に開会する臨時国会の争点について言及。安倍首相が参院選中は隠し続け、選挙が終わったとたんに暴走しはじめた安保法制＝戦争法、沖縄の基地建設強行、憲法改悪、福祉切り捨て、ＴＰＰ問題などをとりあげ、安倍政権と対決する日本共産党の政策を示し、党への支持を訴えました。

吉岡さんはとくに、札幌市の高すぎる国保料を引き下げるため全市で請願署名運動がはじまっていることを話し、署名運動への協力を呼びかけました。

買い物客のなかには後援会員に近づいてきて、手でかざして宣伝していた「しんぶん赤旗」日曜版に興味を示し、「それ、もらえないか」と言って、持ち帰る人もいました。

開催中の道議会第３回定例会で９月20日、日本共産党の菊池葉子道議が代表質問で、台風被害対策、原発・エネルギー政策、ＴＰＰ批准反対、公共交通などの問題で高橋はるみ知事をただしました。

菊地道議は、北海道の陸上自衛隊を中心とする部隊がＰＫＯで派遣されている南スーダン・ジュバは内戦状態で、現地のＮＧＯは駆けつけ警護は危険と発信していることを告発。さらに陸自の内部文書の北海道を海外派兵向けの一大訓練拠点にしようとする計画についてただしました。

高橋知事が明確な答弁を避けたことに対し、菊地道議は「一大訓練拠点化は明確に反対すべき」と求めました。

また、小樽市の海水浴場で陸上自衛隊が水陸両用施設作業訓練をすることに住民が反対している問題についても知事をただしました。

菊地道議は、三反園鹿児島県知事が九州電力に川内原発停止を求めたことを示し、高橋知事も「泊原発の再稼働はやめるべき」とのべました。

高橋知事は「再稼働は国が前面に立ち明確に示すもの」と、自らの姿勢については答弁を避けました。

９月24日、「戦争させない市民の風・北海道」と「医療９条の会・北海道」は「市民と野党の共同をすすめるシンポジウム2016」を開き、150人の市民が会場を埋めました。

医療９条の会の三上一成共同代表と市民の風の上田文雄共同代表が基調講演。医療・福祉、ＴＰＰなど各分野から報告があり、衆院５区補選で奮闘した池田真紀さんがあいさつしました。

市民と野党のクロストークで三上さん、上田さんらと日本共産党北海道委員会の千葉隆書記長、民進党北海道の市橋修治幹事長が討論しました。千葉さんは「衆院選での共闘実現は政権を突き崩すチャンスに。力を合わせ共闘実現のため力を尽くす」とのべ、市橋さんは「５区補選で市民が先頭になり野党が手を結べたのは画期的な成果。衆院選でどうたたかうかは新たな展開が必要だが、この流れを大事にしていきたい」と話しました。

「九条の会」は９月25日、東京で全国交流討論集会を開き、12人の世話人会を新設し、新しい国民運動の展開を呼びかけました。

これを受け、道内の地域や職場、分野別などの「九条の会」からなる「九条ネットワーク北海道」は「九条の会全国交流集会報告集会」を呼びかけています。10月29日午後１時半から札幌市教育文化会館301号室で。資料代500円。