野党共闘・1人区で2→11人当選
日本共産党、改選3から6議席へ
比例で岩渕友さん初当選
「東北、北海道のみなさんの願い、福島の声を政治に届けるため全力」と当選の報告をする岩渕さんと高橋千鶴子衆院議員(左)、比例候補としてたたかった熊谷智さん(右端)=11日朝、福島駅前(写真=福島県委員会フェイスブックより)
日本の進路が問われた参院選。32の一人区で野党共闘の候補が前回2議席から11議席へと前進。日本共産党は改選3議席から6議席と倍増しました。比例では北海道・東北を活動地域とした岩渕友さんが初当選を果たしました。北海道選挙区では森英士(つねと)さんは議席に届きませんでした。
日本共産党は、「掲げた公約の実現へ、国民のみなさんとともに力をつくします」(常任幹部会)。
選挙結果を報告する森さん(左)と紙(中央)、畠山両議員=11日朝、札幌駅前(写真=「はたろぐ」より)
参院選投開票日の翌日11日、北海道選挙区をたたかった森英士(つねと)さんは、紙智子参院議員、畠山和也衆院議員とともに街頭演説に立ち「戦争する国づくり許さない、憲法改悪許さないの道民の思いを受け止め、力の限りたたかい続ける」とのべました。
紙議員は「安倍首相は選挙中、憲法に触れなかった。信任を受けたというのは違う」と批判しました。
清田区の得票(比例代表) |
| 2016参院選 | 2013参院選 | 2010参院選 |
比例票 | 得票率 | 比例票 | 得票率 | 比例票 | 得票率 |
清田区 | 6,206 | 11.1% | 5,499 | 10.4% | 3,652 | 6.2% |
全道 | 287,842 | 11.4% | 261,323 | 10.7% | 186,332 | 6.7% |
清田区の得票(選挙区選挙・森つねと) |
| 2016参院選 | 2013参院選 | 2010参院選 |
森つねと | 得票率 | 森つねと | 得票率 | 畠山和也 | 得票率 |
清田区 | 4,980 | 8.9% | 5,663 | 10.9% | 3,819 | 6.4% |
全道 | 239,564 | 9.4% | 272,102 | 11.3% | 200,23 | 7.2% |
党と後援会が街頭から報告
共闘の成果と議席増いかし
公約実現、戦争法廃止へ力つくす
参院選の結果を報告し支持、支援への感謝と公約実現に全力をつくす決意をのべる吉岡さんと後援会員=12日、地下鉄南郷18丁目駅頭
清田区の日本共産党と後援会は12日朝、地下鉄南郷18丁目駅頭で野党共闘で11の一人区で議席を獲得し、比例での岩渕友さんの初当選、北海道選挙区での森英士(つねと)さんの健闘、全体での改選議席倍増を伝える「ほっかい新報」号外を配布し、選挙結果を報告しました。
吉岡ひろ子党清田区市政相談室長がマイクをとり「安倍首相は改憲の争点を隠し、異常な反共攻撃に終始し、4野党の分断を図りましたが、11選挙区で野党統一候補が当選、野党共闘の効果を発揮しました。北海道では森英士(つねと)さんは健闘およばず議席に届きませんでした。温かいご支援に感謝申し上げます。情勢に応えられる力をつけるための努力を続けます。国会での議席増をいかし、公約実現に力をつくします。戦争法の発動を許さず廃止を求め、戦争する国づくり、憲法改悪を止めるため、いっそうがんばります」とのべました。
「力の限りたたかったね」
元気いっぱい清田区の党と後援会
パネルやのぼりを掲げ森つねと候補の演説を聞く人たち=9日、西友前
今回の参院選。与党とマスメディアの徹底した「争点隠し」と安倍首相を先頭とした共産党攻撃の嵐という複雑で困難な選挙戦でした。
そうした中で清田区の日本共産党と後援会、吉岡ひろ子清田区市政相談室長を先頭に全力をあげました。
元気いっぱいにメガホン宣伝=6月22日、西友前
地域支部が設けた電話センターや吉岡ひろ子事務所に設けられた清田区センター、あるいは自宅から、全区、全国に支持の訴えが続きました。地域の隅々まで政策を届けようとビラ配布などの宣伝。「配布するビラと地域はありませんか」と申し出る支持者、後援会員も相次ぎ、ビラの山は清田区センターに到着するたびにまたたく間に減っていきました。
肉声によるメガホン宣伝にもたくさんの人が参加しました。また候補カーや政党カー、比例カーの街頭演説には、のぼりやパネルを持って大勢で出迎え、元気な姿を有権者に示しました。
弁士として比例カーに搭乗する吉岡さん=8日、里塚
吉岡さんは、清田区の地元弁士として街頭演説の司会を務め、また、8日の比例カーの区内遊説のときには弁士として搭乗し、党の政策を訴えました。
後援会役員は「全力をあげ、岩渕友さんが当選し、前進もできたが、いたらないことも多い…。この共通した感想を掘り下げ、次の前進にいかすため、大いに議論をしていきたい」と語っています。
札幌社保協
国保料引き下げ求め陳情署名運動へ
医療、福祉、社会保障などの改善に取り組む札幌社会保障推進協議会(札幌社保協)は、札幌市の高すぎる国民健康保険料の引き下げと減免制度の改善などを求め、この間、いっかんして運動を進めてきましたが、秋元克広市長の誕生以来、札幌市には、ますます国保料引き下げの姿勢が見られなくなっているとして、このほど札幌市議会に対し、「国民健康保険料の引き下げを求める陳情」署名に取り組むことにしました。
同社保協は、16日に第19回定期総会を開催して意思統一し、30日に署名推進の組織を立ち上げ、3万人を目標にして署名運動に取り組むとしています。