2000万署名で市民の力示そう
野党共闘励まし安倍政権退陣を
ゼッケンを着け、パネルなどを掲げ、戦争法廃止を訴える人たち=9日、西友前
「戦争させない、絶対させない清田区民の会」(以下「区民の会」)は9日昼、西友前で「怒りの行動」に取り組み、2000万『統一署名』を呼びかけました。
27人が参加し、「2000万署名にご協力を」の横断幕やパネル、のぼりを掲げ、通行人やドライバーにアピールしました。
年金者組合清田支部の鈴木書記長は、「与党は野党提出の戦争法廃止法案を審議拒否し『丁寧な説明』を放棄。野党共闘と市民の連合を2000万署名達成で激励しよう」と呼びかけました。
清田在住の古田さんは「婆(ばば)」の立場で訴えるとし、「私には4人の孫が。そんな子どもたちに戦争を体験させたくない。憲法9条を守り、戦争する国にさせないため署名に協力してください。行動に示してください」と心を込めました。
足を止め、署名に応じる買い物客=9日、西友前
「区民の会」世話人の田中さんは「3月29日の戦争法施行で自衛隊が外国で戦闘に参加できるように。こんな違憲の戦争法は一刻も早く無くさなければ。2000万署名はそのための大きな力です」と署名の意義を訴えました。
日本共産党の吉岡ひろ子清田区市政相談室長は「TPP問題で『ウソつかない』の自民党のポスターに安倍総理は『言ったことはない』と平然。自らの言動に無責任な安倍政権に今こそ声をあげましょう。戦争法廃止のため、TPP批准阻止のため、北海道の4月の政治戦、夏の参院選で市民と野党共闘の前進のため力を合わせましょう」と訴えました。年金者組合清田支部の妹尾支部長は「社会保障と軍事費は相容れない。年金削減などの社会保障削減は戦争する国への道につながっています」と2000万署名への協力を訴えました。
区民の会市営団地で署名活動
「区民の会」は「怒りの行動」後、あらかじめ署名の訴えと署名用紙を配布しておいた市営里塚団地(14棟のうち3棟)へ向かい、署名の集約に取り組みました。
10人5組が一戸一戸訪問。留守宅を除き43戸で対話ができ、20戸から署名を集約できました。9軒では署名を済ませ訪問を待っていました。不在と思って他の階に向かっていると階段を追いかけてきて署名を託してくれた人や「よろしくお願いします」と感謝をのべる人もいました。
来るべき政治戦戦争法廃止、安倍政治退場を
戦争法廃止、安倍政権退場へ、来るべき政治戦で日本共産党と野党共闘の前進を訴える吉岡さんと後援会員=12日、地下鉄南郷18丁目駅頭
清田区の日本共産党後援会と吉岡ひろ子清田区市政相談室長は12日、地下鉄南郷18丁目駅頭で朝の宣伝をおこないました。
後援会幹事の多田和夫さんは、環太平洋連携協定(TPP)特別委に提出された黒塗り資料や傲慢な国会運営を批判、自民党がTPP反対の公約を投げ捨てたばかりか安倍晋三首相が「断固反対と言ったことはただの一回もございません」と平然と答弁し「開いた口が塞がらない」と厳しく批判。自公政権退陣を訴えました。
吉岡さんは、安倍政権の3年余で戦争法など戦争する国の具体化、アベノミクス不況と、貧困と格差の拡大が進み、原発再稼働、沖縄の新基地強行、被災3県で5万8千人もの被災者が狭い仮設住宅で暮らしている一方、「思いやり予算」でトイレ3つの米軍住宅など、「安倍政治はさかさまです」と指摘。「このままではいけないと市民が自覚的に行動し、それに押され、戦争法廃止、立憲主義回復の野党共闘が広がりました」と指摘、「いま、勢いをつけ、必ず参院選で勝利します」と決意をのべました。
歴史的政治戦へGO!
暴走政治に清田区から挑む
党後援会が総会開く
来るべき政治戦、夏の参院選勝利を誓い合った後援会総会=10日、真栄
清田区の日本共産党後援会は10日、区内で2016年度総会を開き、新年度の方針と役員を決め、4月の北海道での政治戦、衆参同日選の可能性も言われている夏の参院選で、日本共産党と野党共闘の前進を誓いました。
来賓として出席した日本共産党札幌豊平・清田・南地区委員会の池田博委員長は、日頃の支援、協力に感謝をのべ、4月の政治戦、夏の参院選は今後の日本の政治のゆくえを左右するものとのべ、選挙戦をめぐる情勢を報告。野党共闘の合意が情勢を激変させているとし、安倍政権の暴走をストップさせ、退陣に追い込むため、政治戦勝利へ、一層の支援、協力を訴えました。
あいさつをのべる吉岡ひろ子さん=10日、真栄
吉岡ひろ子清田区市政相談室長もあいさつに立ち、「昨年の市議選での惜敗で『地力不足』を痛感しました。住民の切実な願い実現の運動を強め、党を強く大きくしていき、夏の政治戦で躍進するため、その先頭に立ちます」と決意をのべました。
総会後、党道選対部長の橋田智寛さんを講師に「後援会学校」。2016年政治戦の歴史的意義とそれをふまえた戦い方、後援会活動の全国的な経験と教訓を学びました。