戦争法廃止へ総がかり行動
政治を変える。市民が変える。
総がかり行動実行委の菱山さん(前列右から2人目)らを先頭にデモ行進する人たち=19日、大通
脚本家の倉本聰さんらが呼びかけた「戦争をさせない北海道委員会」は19日、札幌中心街で総がかり行動をおこない約600人が参加。戦争法廃止、立憲主義回復を訴えました。
デモ行進に先立つ街頭宣伝で東京から「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の菱山南帆子さんがゲスト参加。「戦争法反対で一つにまとまった市民が昨年大行動をつくり上げ、そして5区補選の野党共闘に。いま、『市民革命』が起きようとしています。一つ一つ自民党からひっくり返し、市民の手に政治を取り戻そう」と呼びかけました。
サウンドデモで「選挙に行こうよ」「市民が変われば政治が変わる」とコールする若者ら=19日、大通
自分の子が自衛隊員という千歳市の50代の女性が飛び入り発言。「政治に無関心の母親でした。(戦争法で)大変なことになると知り、いま声をあげないと一生後悔すると気付きました。自衛隊員が送られる南スーダンがいかに危険か。隊員に何か起こってからでは遅い」と訴えました。
参加者は「政治を変える。市民が変える。」のメッセージボードを掲げ中心街をデモ行進。最後尾のサウンドデモでは、ユニキタの若者らを先頭に、「4月24日は選挙」「選挙に行こうよ」「市民が変われば政治が変わる」などとラップでコールしました。
区民の会熱く訴え戦争法廃止署名を
地震救援募金も
のぼりや横断幕などを掲げ、2000万署名を訴える人たちと救援募金箱を掲げる人たち=19日、西友清田店前
「戦争させない、絶対させない清田区民の会」は19日、西友清田店前で「怒りの行動」に取り組み、戦争法廃止の2000万署名を呼びかけました。加盟団体員や個人会員三十数人が参加しました。
同会事務局の松崎さんは熊本地震犠牲者、被災者への哀悼の意と見舞いの言葉をのべ、「政府には救援に万全を期し、被災者への支援に集中するよう求めたい」とし、「私たちも何ができるか考えていこう」と呼びかけました。そして、衆院5区補選の意義を訴えました。
同会に加盟する日本共産党の吉岡ひろ子清田区市政相談室長は、党として被災者救援・支援に全力を尽くすとのべ「救援・支援募金」への協力を訴えました。そして、5区での野党共闘の意義をのべ、戦争法を廃止し、立憲主義を回復する大きな一歩を踏み出したいと強調。「安倍政権を追い詰めよう」と訴えました。
清田在住の柴田さんは自民党の改憲草案の危険な内容を指摘。世界に例を見ない国民抑圧の国をめざしているとし、安倍政権はアメリカと一部大企業と富裕層の利益を代表し、国民を押さえつける政権だとのべ、2000万署名の成功と安倍政治打破の大闘争を訴えました。
日本共産党が用意した募金箱に快く応じる人も相次ぎました。
年金者組合が行動
戦争する国やめて年金、福祉を充実して
年金制度の充実などを訴える年金者組合の人たち=15日、西友清田店前
年金者組合清田支部は、年金支給日である15日、西友清田店前で年金の改善を求める宣伝に取り組みました。
強風で署名活動はできませんでしたが、十数人の組合員が年金引き下げ訴訟や最低保障年金制度確立、戦争法廃止の運動への支援を訴えました。
同支部の妹尾支部長らがマイクをとり、熊本地震の犠牲者、被災者への哀悼と見舞いの言葉をのべ、組合としても支援に取り組むと表明。政府の迅速な対策を求めました。そして、年金積立金の運用で莫大な損失を生んでいると厳しく批判。「高齢者のますます厳しくなる生活をよそに社会保障は切り捨て軍事費は5兆円。戦争できる国づくりと福祉は両立できない」と、年金や福祉の充実、戦争法の廃止を訴えました。
なくそう! 核兵器
国民平和大行進が出発へ
「なくそう!核兵器つなごう!被爆者の願い」を掲げ2016年原水爆禁止国民平和台行進が5月8日に礼文島を(北海道―東京コース)出発します。
行進は、21日に札幌市に到着。市内5コースで網の目行進が行われます。清田区では江別市からの幹線コースに合流する「清田区コース」の準備が進められています。