イケマキ押し上げ大作戦
商店街・住宅街で宣伝と署名訴え
サウンドデモで若者を先頭に「戦争法廃止、立憲主義回復」と5区補選の投票を呼びかける人たち=3日、厚別区(写真はHiromichiさん提供)
3日、厚別区で北海道憲法共同センター加盟団体有志が衆院道5区補選(12日告示、24日投票)の池田まき統一候補の支援ため「イケマキ押し上げ大作戦」をくり広げました。
午前は、40人が組になって商店街、住宅街で行動。戦争法廃止の2000万署名を訴え、ビラを配布しました。
昼には戦争法廃止と立憲主義の回復、5区補選の投票を呼びかける厚別区で初のサウンドデモ。約200人がサウンドカーを先頭にJR新札幌駅付近から約4kmをアピール。住民の注目を集めました。
デモに先立ち日本共産党の畠山和也衆院議員と児玉健次元衆院議員、黒澤幸一道労連議長、ママの会の椙木晃子さんらが訴えました。
4・24トークセッション
3団体がコラボ企画
安保関連法制に反対するママの会@北海道、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に反対する北海道の大学・高専関係者有志アピールの会、UNITE & FIGHT Hokkaido(ユニキタ)の3団体は24日午前9時50分からかでる2・7ホール(中央区北2西7)でSEALDsの諏訪原健さんとフリージャーナリストの志葉玲さんを迎えてトークセッションをおこないます。
参加費は500円で学生以下は無料。問い合わせはママの会@北海道フェイスブックメッセージで。
後援会と吉岡さん暴言、妄言の自民党ストップ
夏の参院選、今月の衆院道5区補選への支援を呼びかける吉岡さんと後援会員=5日、真栄バス停前
清田区市政相談室長と清田区後援会は5日朝、国道36号線沿いの真栄バス停前で宣伝をおこないました。
後援会の松崎均さんは、札幌市議会で戦争法廃止の意見書案の賛成討論をした日本共産党の小形香織議員に、自民党議員が低劣なヤジをとばした問題について、小形議員への侮辱だけでなく戦争法に反対する市民を愚弄するものであり障害者への偏見・差別を助長するものだと指摘。自民党議員の暴言が相次ぐのは、反対意見を問答無用で切りすてようとする安倍政権の反民主主義的体質のあらわれだと批判しました。
吉岡ひろ子さんはTPP、戦争法、原発、社会保障問題、給付型奨学金などをとりあげ、とくに介護制度の改悪で介護施設で働く人たちの労働条件が悪化し、働く人が集まらないため、収容人員を減らさざるをえなくなっていると指摘。保育所の待機児童解消の問題でも、自民党は肝心の保育労働者の待遇改善に手をつけようとしないことを批判しました。そして、「戦争法を廃止し平和と国民生活を守るため、参院選挙で日本共産党の躍進を」と訴えるとともに、4月の衆院北海道5区補欠選挙で「野党統一候補である池田まきさん勝利へ、みなさんのご協力を」と呼びかけました。
札幌市議会 予算案等可決
平岡議員が反対討論
一般会計予算案などに反対討論する平岡市議=3月29日、札幌市議会
3月29日に閉会した札幌市議会第1回定例会は各会計予算案などを可決しました。
日本共産党の平岡だいすけ市議が討論に立ち、一般会計予算案は「都市基盤強靭化」をすすめる再開発事業を優先し、都心再開発に124億円が投入される一方、子どもの医療費無償化の対象年齢引き上げや保育料第2子以降無料化実施の先送りは問題だと指摘、観光振興を名目にしたMICE(多人数のイベント)振興の大規模施設の推進やマイナンバー関連も含まれているとして反対を表明。また、高すぎる国保料の引き下げに背を向ける国保会計、時期尚早の「オリンピック基金」などに反対を表明しました。
決議などの採択では「北朝鮮の核実験・ミサイル発射への抗議決議」などが全会一致で採択されましたが、日本共産党などが提出した「安全保障関連法を廃止することを求める意見書」はまたしても自民・公明の反対で否決されました。
戦争法廃止意見書案に賛成討論する小形市議=3月29日、札幌市議会
しかも、この意見書案に賛成討論をした小形香織議員が降壇する際、自民党の勝木勇人議員が「精神鑑定を受けた方がいいんじゃないか」と低劣なヤジ。これには全国的批判が集中、同議員と自民党会派は小形議員への謝罪に追い込まれました。
道議会一般会計予算を可決
共産党は組み替え動議提出
3月24日の本会議で、総額2兆8246億円の2016年度一般会計予算を日本共産党、民主党以外の賛成多数で可決しました。共産党道議団は予算組み替え動議を提出しました。
真下紀子道議は、五つの柱―子どもの貧困対策、安定した雇用環境の拡大、地方交通の整備、不要不急の公共事業の見直し、原発に依存しない北海道ヘ―にそって動議の提案を説明。「道民所得の向上と地域産業の支援によって内需を温め、深刻な子どもの貧困対策など、道民が希望を持てる予算に抜本的に組み替えることが必要」と訴えました。
宮川潤道議は、組み替え動議への賛成と議案への反対討論を行いました。農業大学校などの授業料の大幅値上げについて、「教育や人材育成に当事者負担、フルコストの考え方を持ち込むべきでない」と指摘しました。
本会議では「ヘイトスピーチ等への対策を求める意見書」など六つの意見書案が全会一致で可決されました。