大震災・原発事故5年に声あげる
東日本大震災・東電福島第1原発事故から5年となる3月11日を前後して、各地で被災者支援・被災地の復興、原発ゼロをめざす取り組みが相次ぎ、多くの市民が声をあげました。
原発ゼロへ集会とパレード
13日、共済ホールで開かれた「さようなら原発北海道集会」にはロビーまであふれる1100人が参加し、熱気に満ちました。
麻田信二道生協連会長理事が主催者あいさつ。「原発推進のスローガンはすべてうそだったのだから、泊原発の再稼働は許してはならない」と訴えました。
小野有五北大名誉教授は、原子力規制委員会の審査の問題点を指摘。泊原発は廃炉しかないとのべました。西尾正道国立北海道がんセンター名誉院長は、低線量被爆、内部被爆などについて説明し、原発事故による健康被害の現状と課題について報告しました。
福島県から自主避難している宍戸隆子さんは、「原発事故は私たちから多くのものを奪いました。原発を止めましょう」と訴えました。
集会は、「すべての原発をなくしましょう! さようなら原発!」とするアピールを採択し、「原発はいらない」「再稼働反対」とコールしながら中心街をパレードしました。日本共産党の吉岡ひろ子清田区市政相談室長も参加しました。
清田区党後援会がメモリアル宣伝
清田区の日本共産党後援会は11日、東光平岡店前で「大震災メモリアル宣伝」。後援会員12人が参加し、「いまだ17万人以上が避難生活し、被災地は生活再建に程遠く、福島原発事故は収束せず、10万人が県内外に避難。原発再稼働に暴走する安倍政権を退陣させ、原発ゼロをめざしましょう」と呼びかけました。
新婦人支部がさよなら原発アクション
新日本婦人の会清田支部は11日、西友清田店前で「さよなら原発アクション」。雪の舞う中、会員12人が参加し、「原発ゼロと温暖化対策の着実な実行を求める署名」を呼びかけました。=写真
多くの市民が足を止め「原発はこわい」と署名に応じました。
戦争法廃止へ野党結集
ママの会など 街頭宣伝
北海道のママの会、ユニキタ、大学人アピールの会は12日、厚別区のJR新札幌駅頭で「野党結集街頭宣伝」を行いました。
来月の衆院道5区補選で野党統一候補になる池田まきさん、日本共産党の畠山和也衆院議員、民主党の徳永エリ参院議員、市民ネットワーク北海道の佐藤典子共同代表、「市民の風・北海道」の結城洋一郎共同代表がそろって戦争法廃止を訴えました。
池田さんは「政治の新しい希望を5区からつくりたい」と呼びかけました。
維新の党、社民党からメッセージが寄せられました。
野党共闘と市民の連携で政治変えよう
「保育所落ちた」の切実さ政治はこたえよ
清田区の日本共産党後援会と吉岡ひろ子清田区市政相談室長は15日朝、真栄バス停前で定例の街頭宣伝を行いました。これには後援会員7人が参加しました。
吉岡さんと美しが丘後援会の松崎均さんがマイクをとり、国政選挙での野党5党の共闘と市民運動の連携が各地でひろがっており、来月の衆院5区補選で池田まきさんを統一候補としてたたかう態勢ができたとし、同補選勝利に全力を挙げる決意をのべ、戦争法強行や改憲策動など安倍自公政権の憲法無視の暴走を許さないために、「参院選勝利のため、ともに手をたずさえましょう」と訴えました。
吉岡さんはとくに、14日の参院予算委で日本共産党の田村智子参院議員がとりあげた保育所の待機児童問題についてふれ、待機児童の数を少なく見せる操作をやるなど、国の対応は実態に即していないことを指摘し「少子化対策を重視するなら保育所の設置、子どもの医療費無料化など、安心して子どもをうみ育てる環境を充実すべき」と強調しました。
改憲阻止を国際女性デー集会
8日、札幌市内で国際女性デー全道集会が開かれ約650人が参加しました。=写真
各分野の女性の運動を交流し、「八法亭みややっこ」こと飯田美弥子弁護士が落語調で講演しました。ユーモアたっぷりに自民党改憲案について語り、「子どもたちに絶望を手渡してはならない。戦争法廃止、改憲阻止の声を一緒に上げよう」と締めくくりました。
増税反対で集会
11日、白石区で民商、年金者組合、新婦人、日本共産党などでつくる実行委員会が「戦争法廃止、重税やめ営業・雇用・くらし守れ3・13重税反対全国統一行動・札幌東部集会」を開き、清田区からを含む180人が参加しました。=写真