"安倍政権は今すぐ退陣!"
総がかり行動
戦争法廃止へ500人がデモ
戦争法の強行採決から4カ月目の19日夜、今年初めての戦争法廃止、立憲主義回復「総がかり行動」が、折からの悪天候をついて行われました。勤め帰りの労働者、市民、学者、弁護士、「ママの会」のメンバーや青年ら500人以上が札幌市街中心部をデモ行進しました。
大通公園が雪まつり準備中とあって、出発前のあいさつなどはなく定時にデモが出発。前日からの雪で道幅は狭く、足元も悪いなか、参加者たちは「安倍政権は今すぐ退陣」「戦争始める総理はいらない」「野党は共闘」「賛成議員は落選させよう」などと、元気なコールをこだまさせました。
解散地点では戦争法廃止をめざす若者グループ「ユニキタ(UNITE & FIGHT HOKKAIDO)」のメンバーが、「ママの会@北海道」などとの合同企画への支援を、総がかり行動のデモ参加者に訴え、激励を受けていました。
安倍政権を署名で追い詰める
寒風つき「区民の会」が行動
戦争させない、絶対させない清田区民の会」は戦争法強行4カ月目の19日、西友清田店前で今年2度目の「怒りの行動」を行いました。寒風吹くなか、加盟団体、個人20人が集まり、戦争法廃止の2000万『統一署名』への協力を訴えました。
同会事務局の田中秀夫さん、会員の多田和夫さん、清田区生活と健康を守る会の関口岩雄さん、年金者組合清田区支部の松田英樹さん、日本共産党清田区市政相談室長の吉岡ひろ子さんがハンドマイクで訴えました。
田中さんは安倍晋三首相が「緊急事態条項」など、憲法改悪を公言するなか『統一署名』を成功させ、夏の参院選で自公を追いつめようと強調、多田さんは沖縄新基地建設、TPPなどあらゆる面で安倍政治の暴走との対決を訴え、関口さんは戦争する国はくらしと権利を守らないと指摘しました。松田さんは月5万円未満の低年金の放置、消費税増税は暮らしを破壊、安倍政治打破を訴えました。
吉岡さんは、日本社会のあらゆる面での危機の進行を告発。その一方、国民自らが立ち上がり政治を動かそうとする力強い動きの開始を強調。「今年を希望の年にしましょう」と呼びかけました。
新春講演会
戦争、沖縄、命語り合う
平岡九条の会は14日、童話作家の加藤多一さんを講師に迎え、同会恒例の「新春平和講演会」を開き、会場を埋める32人が参加しました。
加藤さんは、沖縄で戦死した兄や沖縄の現状を取材して上梓した『兄は沖縄で死んだ』を素材に、沖縄の現状、戦争と平和、この国のあり方などについてユーモアたっぷりに話しました。そして、参加者と戦争と平和や沖縄、生命への思いを語り合いました。