
会場いっぱいの参加者を前に決意を述べる吉岡ひろ子市議予定候補=28日、北野
日本共産党清田区選挙闘争本部と日本共産党後援会は28日、北野連合会館で「吉岡ひろ子必勝総決起集会」を開きました。札幌市長選挙の告示を翌日に控えた春木ちえさん、紙智子参院議員を迎え、区内から会場を埋める110人を超える党員、後援会員が参加し、知事、市長選の必勝、日本共産党の躍進と清田区では必ず吉岡ひろ子さんを市議会に送り出す決意と熱気があふれる集いとなりました。

「ごいっしょにあったか市政への転換、原発をなくす市長を生み出しましょう」とあいさつする春木ちえ市長候補=28日、北野
いよいよ告示を目前にした春木ちえ市長候補は、「アベノミクスと戦争立法など、国民の苦しみと不安が高まる中、国の悪政防波堤となる市長が札幌には必要です」とのべ、「くらしと福祉に冷たい市政を変え、あったかい市政をつくるため、3つのお約束をしています」とのべ、①あたたかい医療、介護、福祉を実現する②子育てしやすい札幌市をつくる③地域の力を生かし、元気な札幌経済をつくるとのべました。
次に春木さんは「原発に頼らないエネルギー政策は市民の多数の願いです。札幌市長として、原発再稼働に反対し再生可能エネルギー政策を積極的に取り入れ、共同の力で泊原発の廃炉を実現します」とのべました。
そして、春木さんが「市民のために国に対してはっきりとものを言い、市民を守り抜く市長になります。どうぞ市長選挙で押し上げてください。また、いっしょに仕事をする大きな日本共産党市議団をつくるためにもお力をお貸しください。清田区では吉岡ひろ子さんを必ず市議会に送ってください」と訴えると、会場は割れんばかりの拍手でこれにこたえました。

市議選必勝の決意をのべる吉岡ひろ子さん=28日、北野
大きな拍手の中登壇した吉岡さんは、冒頭、この8年間の活動の中で得た様々な教訓に触れ、「地域を回ったり、朝のバス停でのあいさつの取り組みのなかで感じたことは、安倍政権の暴走に多くの人が不安を募らせているということです。こんどの地方選はその暴走にストップをかける大きな意義があり、本当に負けるわけにはいかない」と強調しました。そして、「生活相談300件といいますが、この活動の中で感じた最大のものは、本当に、社会的なひずみのなかで生きて苦労して暮らしている人がたくさんいるということです」とのべ、「そういう人たちの切実な思いが市政に生かされなけらばならない」と強調しました。
そして「市民に寄り添うということの意味が問われたのは、昨年の9・11豪雨災害でした」と、災害支援に取り組んだ体験を紹介。「現職の議員のだれ一人として、もっとも被害の大きかった地域の避難所に足を運ばなかったことを後で聞きましたが、困ってる人の話に耳を傾け、一生懸命働くのが地方議員の仕事ではないか」と指摘。「行政の行き届かないところ、足りないところにもきちんと目を向ける、そんなあったかい札幌市政をつくっていきたい」とのべ「そんな思いをまとめたのが『3つのゼロ、4つの街づくり」です」とのべました。
「情勢は私たちに有利になっています。最後の5つ目を争っていると、ちまたで噂されているという話も聞きますが、とにかくその5つの議席の中に、なんとしても入りたいと思っています。安倍暴走ストップ、市民にあたたかい吉岡ひろ子を、どうぞみなさんのお力ぞえでこんどこそ議会に送っていただきたい。春木市長のもと、10区12人の市議団をつくるため私も全力たたかいます」とのべると、会場は大きな声援と拍手でこたえました。

地方選躍進の意義を強調し、支援を訴える紙議員=28日、北野
紙智子参院議員が最後に登壇し、冒頭「吉岡ひろ子さんをこんどこそ市議会に送っていただくために参りました」と話すと大きな拍手がわきました。
そして、いままでの札幌市政が「原発反対や子供の権利条例制定、公契約条例制定への努力など賛成できるところもあるけれど、この寒い北海道で札幌だけが福祉灯油を実施しないなど、福祉問題などでは冷たい市政。こういうところは変えなきゃいけない」とのべ、「いいところは引き継ぎ、変えるべきは変える。そういう市長候補は春木さんしかいない」と強調しました。
そして「市長には春木ちえ、市議には吉岡ひろ子ということで、本当にいい街づくりのためにもみなさんの大きなご支援をよろしくお願いします」とのべると会場は大きな拍手でこたえました。
紙議員は、「もう一つの今度の地方選の大事な意味は、安倍政権の暴走を止めるということ」と指摘、安倍政権の暴走はあれこれあるが「憲法の問題が重大問題なっている」とのべ「思わず自衛隊を『わが軍』と言ってしまう。憲法を率先して守らなくてはいけない総理大臣が自分から壊していってしまう。集団的自衛化行使容認の閣議決定を具体化する『戦争立法』を5月にも国会に出して通そうとしている。地方選挙ではあるけれど、国民の安倍政権の暴走は心配だ、という国民の気持ちにこたえる選挙、日本共産党をのばす選挙、審判を下す選挙です」といまの情勢のもとでの地方選挙の意義をのべました。
そして、「こんどこそ吉岡さんを市議会に送ってほしい。また春木さんを市長に押し上げてほしい。総選挙での躍進で国会での比重をまし、国民の声を背景に論戦を行い国会を動かしています。共産党がのびることが変化を生む。そのことを訴えて、頑張って勝利しましょう」と呼びかけると、参加者は大きな拍手でこたえました。
最後に、多田選挙闘争本部長から、「候補は他の候補に絶対引けを取らない力を持ち、先頭に立って頑張っている。また当選圏には至っていないが当選の可能性を広げている。いまなすべきことは宣伝戦組織戦で他党派を圧倒すること、そのために、選挙戦の担い手を大きく増やすことなどが重要になっている、などの行動提起があり、それを確認しあいました。