エッセイ「お元気ですか」
77年目の終戦記念日
アジア・太平洋戦争の終結から77年目を迎えた8月15日。この間、私たちは「政府による戦争は永遠にしない」と誓った平和憲法のもとで、戦争をしない国としてきました。ところが岸田政権は、軍事費の2倍化、9条改憲に踏み込もうとしています。
安倍元首相の銃撃事件に端を発し、政治家と統一協会の関係が大問題になる中の第二次岸田内閣。ひどい顔ぶれです。
「靖国派」議連(日本会議国会議員懇談会と神道政治連盟国会議員懇談会)は、過去の日本の侵略戦争をいまだに「アジア解放の正義の戦争」などと評価する改憲右翼団体「日本会議」と一体で活動していますが、新内閣のうち公明党籍閣僚以外の19人全員が「靖国派」議員連盟。さらに共同通信の調査で、統一協会と接点のあった国会議員104人のうち自民議員が82人であったことが分かり、新内閣では林芳正外務大臣はじめ7人が統一協会との接点を明らかにしています。
国民の未来をとてもじゃないが任せられない内閣だからこそ、国民の運動が、いま求められるのだと痛感する71歳の誕生日です。
(8月15日 記)