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みんなが笑顔で暮らせる街に 日本共産党札幌市議会議員 吉岡弘子

エッセイ「お元気ですか」

船出の年に

オミクロン株によるコロナ感染者が急増するなか、米海軍ミサイル駆逐艦が2月6日から11日に小樽港に寄港することに不安が広がっています。

小樽市によると、寄港時は、1日あたり最大240人が上陸すると言われ、5日から12日に開かれる「さっぽろ雪まつり」への影響を考えれば迷惑としか思えません。

アメリカではここ7日間は、1日平均で70万人超の感染者が出ていて、「親善のため」に寄港するなど言語道断です。

そもそもミサイルを搭載する巨大な米駆逐艦が民間港に寄港することは内外の緊張を高めるものであり、許すわけにはいきません。

地元小樽市をはじめ、札幌市、北海道も懸念を示していますが、政府はダンマリを決める一方で、「改憲」の動きを加速し、アメリカと共に軍事対応の強化を全面に出しています。

12年前、清田区9条の会連絡会で招いた元米海兵隊員のアレン・ネルソンさん(故人)が話した「本当の戦争は映画とは違う。日本の皆さんが第二次大戦後、戦争の体験をしないでこれたのは憲法9条のおかげです」の言葉をしっかりと胸におさめて、7月の日本共産党100周年と、参議院選挙に立ち向かいたいと思います。

戦前の「植民地主義」と「軍国主義」という日本の負の歴史に誠実に向き合い、アジアと世界の平和のために、憲法9条を生かした外交ができる日本へと、新しい船出の年にしたいものです。

(1月10日 記)

「清田区新聞」22年1月16日付より

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