ページタイトル「清流だより」日本共産党吉岡弘子のホームページ
みんなが笑顔で暮らせる街に 日本共産党札幌市議会議員 吉岡弘子

エッセイ「お元気ですか」

LGBT差別を許さない

「みんながありのまま自分らしく LGBTホットライン(011-728-2216)」は、札幌市が開設している自分の性別違和や同性愛の悩みを受け止める電話での相談窓口です。

LGBTは、レスビアン(L-女性同性愛者)、ゲイ(G-男性同性愛者)、バイセクシャル(B-同性も異性も好きになる人)、トランスジェンダー(T-身体の性に違和を持つ人)の頭文字です。

身の周りにはLGBTの方はいないと思っている方はいませんか? 実は全国的な民間調査で、全人口の8・9%。この比率は左利きの人と同じくらいです。

世界では80カ国で「性的少数者に関する差別を禁止する法律」が整備されています。

日本はと言えば、自民党の山谷恵理子議員の性自認を否定するために「身体は男だけど(心は)女だから、女子トイレに入れろと意見書を出したり、馬鹿げたことがおきている」とか、「生物学上、種の保存に背く」などといった悪質な差別的な暴言が出され、「LGBT法案」は見送られました。自民党議員が「生産性がない」といったことも。第二次大戦時、ナチス・ドイツが性的少数者をユダヤ人などとともに、ホロコーストに送還、虐殺した理由が「生産性がない」でした。

その「野蛮行為」が二度と繰り返されないように作られたのが「世界人権宣言」です。憲法の下、日本でも「LGBT差別を許さない法律」が作られることが当事者のゆずれない願いです。

(6月15日 記)

「清田区新聞」21年6月20日付より

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