ページタイトル「清流だより」日本共産党吉岡弘子のホームページ
みんなが笑顔で暮らせる街に 日本共産党札幌市議会議員 吉岡弘子

エッセイ「お元気ですか」

小樽ツアー

新婦人の仲間とともに、「小樽ツアー・多喜二と啄木の歴史」に参加しました。

実はツアーの担当者が高校の後輩で、そんなこともあり、参加させていただきました。

旅行会社としては数カ月ぶりのツアーとのことでした。

待ち合わせ場所の「鐘の広場」は札幌駅北口の通路にありますが、この通路も「鐘の広場」も通路に面しているトイレも、残念ながら新幹線延伸にともなって取り壊されることが市議会で決められています。

バスの中では小林多喜二の生い立ちや生き方、家族や恋人、そして共産党の活動のこと、特高警察に拷問を受けて殺されたこと、こよなく小樽を愛していたことなど、ユーモアも交えた話は興味深く、あっというまに目的地に。

「多喜二の考えは悪い考えだったんだべか。貧乏人を助けたいって考えたことが、そんなに悪いことだったんだべか…(略)」パンフレットに掲載された、三浦綾子の「母」から引用した多喜二のおかあさんの言葉は、異論や少数者を差別、排撃する今に通じます。

小樽運河の観光バス駐車場では、私たちがその日の唯一の客。深々とお辞儀し、見送る係員に目頭が熱くなりました。

底抜けに明るい仲間たちと久しぶりの1日、徹底した感染対策のもと、食べて学んで笑ってたくさん歩きました。

楽しかった!

(8月26日記)

「清田区新聞」20年8月30日付より

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