党清田区委被災者支援で500軒余を訪問
「諸制度活用の手引き」届ける
共産党の腕章つけ里塚・清田・美しが丘へ
小池書記局長も激励に
清田区委員会を激励する小池晃書記局長(右端)と(その左へ)紙智子参院議員、真下紀子道議団長(一人置いて)、畠山和也前衆院議員。左端は吉岡ひろ子清田区市政相談室長=17日、
日本共産党清田区委員会は15日から17日の3日間、今回の地震で被害の多かった里塚地域、清田地域、美しが丘地域を訪問し、被災した人たちの被害状況や困っていることを聞きました。
また、共産党道委員会が作成した「災害救助対策・諸制度活用の手引き」という冊子を届けました。
真っ赤な日本共産党の腕章をつけ、2人一組で訪問しました。この行動は、行く先々で歓迎されました。
「諸制度活用の手引き」
災害時に役立ちます。吉岡ひろ子事務所に備えています。
「一人暮らしなので地震の後、寂しい思いをしていました」と思いを一気に話し始める方。家の周りの被害状況を案内してくれ「この被害では冬が来ると心配。家の傾きが日に日に大きくなっている。市の対応が遅い」と要望を話す方が多くいました。
この3日間で500軒余りを訪問。およそ310人と対話しました。また、「制度活用の手引き」は470軒余の家庭に届けられました。
17日には共産党小池晃書記局長・参院議員が被害の大きかった里塚地域の視察を行いました。また地震で被災した人の救援活動で奮闘する党清田区委員会(吉岡事務所)を訪れ激励しました。
吉岡さん要望実現で連日行動
土嚢で仮補修された市営団地の入口を確認する吉岡さん=13日、里塚
清田区市政相談室長の吉岡ひろ子さんは、地域から出ていた「里塚市営住宅玄関前が陥没し危険」という情報を清田区土木センターに伝えました。土木センターはすぐに現場へ。土嚢を積みあげる対応が実現しました。
清田地域でも住宅裏崩壊
塀が崩れ泥流も発生
「私有地だから自分の責任で」市の対応に住民が怒り
清田2-2の現場を訪れた吉岡ひろ子さん=17日、清田
清田2条2丁目では地震で建設会社の裏地が2メートルほど崩壊しました。このため。この土地を支えていたブロックが崩れました。また土砂が隣の敷地や、道路にまで流れ出しました。
札幌市は住民の連絡で調査に来ましたが、「ここは私有地だから崩れたコンクリートブロックも片づけも泥流の除去も自分の責任で」を繰り返すばかりでした。また、住宅所有の人が「液状化で泥が流れ出しだのでは」と質問すると「この地域には液状化する地域ではない」との回答が。泥の除去とブロックの運び出しを自力ではじめました。
この作業は地域の町内会や、東京や名古屋から来たボランティアの若者も協力しています。
擁壁が崩壊した現場を案内される吉岡さん=17日、清田
連絡を受けて、17日、吉岡ひろ子さんも現場を訪れました。表通りに積まれた泥やガレキの入った土嚢の数にビックリ。さらに住宅裏に回り崩れた個所を案内してもらいました。
吉岡さんは住民の方とも懇談し、解決のために努力することを約束しました。
いつまでに戻れるのか 冬はすぐ来る 原因はどこに…
里塚の住民説明会に500人
500人が詰めかけた住民説明会=13日
13日、清田区体育館で「里塚地域住民説明会」が行われました。会場いっぱいの500人が参加しました。
清田区長や札幌市の担当者から地震の現状について報告があったあと、住民から質問を受けました。
「家が毎日、傾く度合いが増している。市は原因究明に3か月といっているが、すぐ対応しなければ倒れてしまう」「すぐ冬が来る。雪が積もれば家は潰れる」「地質調査を急ぎ原因をはっきりさせて」などの切実な発言が相次ぎました。