世界規模のドッキリカメラのテレビ番組を見ました。
ロシア人は和食が好きで、お寿司は特に人気があり、モスクワだけで1000店もの寿司屋があるそうです。
ご飯のかわりにクリームチーズが使われているお寿司があったりと、私たちの想像を超えるものです。そこに寿司職人の達人が身分を隠して潜入し、最終的には本場日本の寿司を披露し、その技にロシアの人たちが感動するというものでした。
本場の寿司職人の技を見つめるロシアの人々の感動や、共感、交流を見ていると、世界の政治もこうあってほしいと思わざるをえません。
シリアで化学兵器が使われたことを口実に、アメリカはアサド大統領派の領域にミサイル攻撃。さらにティラーソン国務長官が北朝鮮に対し「国際規範や合意に違反し他国への脅威となるならば、対抗措置が執られるだろう」と発言。これに対する北朝鮮の「対抗措置」は、米軍基地を100カ所以上抱える日本に向かって攻撃する事に他なりません。
アメリカのシリア攻撃は対岸の火事ではありません。
「米国政府の決意を日本政府は支持する」とまっさきに発表した安倍首相。
武器より「寿司」を、攻撃より「共感」を――真の平和外交を――。
(4月12日記)