エッセイ「お元気ですか」
「イスラム国」による人質殺害事件
「介護」について書くことを、お約束していたのですが、ごめんなさい、変更させて頂きたいと思います。
過激組織「イスラム国」によって、二人の日本人男性が殺害されました――。
なぜ大切な命が、残虐非道な蛮行によって奪われなければならなかったのでしょうか――。
このような「テロ行為」は断じて許せません。
心から怒りをおぼえます。
私たちの知らない所で一体いつ何があったのか――。
日本政府は、昨年夏に湯川遥菜さんが、12月には後藤健二さんが拘束された事実をつかんでいた。
1月17日、安部首相がエジプトで「…ISIL(イスラム国)と闘う周辺各国に、総額で2億ドル程度支援をお約束する」などとスピーチ。
20日、「イスラム国」が、インターネット上で、「身代金2億ドルを支払わなければ殺害する」と警告。
24日、湯川さんに続き、後藤さんも殺害されたことが、インターネット上で流された。
国会開会で「所信表明」もしない安部首相が、なぜあのタイミングで、過激組織の蛮行の引き金をひくようなスピーチをしたのか?
二つの命を救う道はなかったか?
メディアでも論議されている事件の徹底的な検証が、大事ではないでしょうか。
(02月04日記)