Since 2007/03/08
東京にもこんな抜けるような青空があるんだ――と何度も息を吸い込み見上げるほど、見事な晴天でした。
「赤旗まつりは楽しいよ」「一度行ったらまた行きたくなるよ」とは聞いていましたが、想像以上でした。
民族歌舞団「荒馬座」の躍動感あふれる太鼓、二期会「マイスタージンガー」によるオペラの名曲「椿姫」や「カルメン」は魂がふるえるような感動を覚えました。
パネル討論「沖縄と心ひとつに基地問題の解決とアジアの平和を」は衝撃をうける内容でした。
横須賀の女性を殺した米兵は、無残な殺人をした直後に、服に血をつけたままコンビニでサンドイッチと水を買い朝食をとったそうです。
殺人マシーンに仕立て上げられた米兵を「良き隣人」と宣伝し反基地感情や米兵への警戒心をなくそうとしている米軍基地の街。女性はその「良き隣人」政策による犠牲者、と言っても過言ではないと思いました。
さらに、米兵が犯罪を犯しても、日本政府が裁判権をなるべく行使しないようにとの、アメリカとの密約が、ここにもあることを知りました。
豊かな芸術・文化にふれ、そして学び、あたたかい交流にふれるなかで、気がつくと体いっぱいにエネルギーがわいているのを感じました。
はやく札幌に帰って、みなさんの顔が見たくなりました。
(11月10日記)
「清田区新聞」10年11月14日付より