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1日付の「道新」に、「『万博おばあさん』また皆勤」の記事を見つけました。
5年前の愛知万博で会期中毎日入場し話題になっていたかたで、「環境への配慮を掲げた愛知万博の理念が上海万博でどう継承されるのか確かめたい」と、今度は上海に移り住み5月1日開幕から毎日通い続け「184日皆勤」を成し遂げました。
「万博おばあさん」の愛称で親しまれ温家宝首相の演説でもとりあげられました。
中国漁船衝突事件による日中関係の悪化で、「中国デー」関連行事の招待とりやめの通告をされたときには、「万博は国籍に関係なく世界中の人が交流できる場所でなくてはならない」と、交渉をして出席できました。
アメリカとの普天間基地の問題、中国との尖閣諸島領土問題、ロシアとの千島列島などの領土問題、さらには外国からの輸入品にかける関税100パーセント撤廃をめざすTPP参加の問題に対する日本政府の姿勢と、どれをとっても筋が通っていません。
毅然として中国側と交渉した「万博おばあさん」の行動から、日本政府も学んでほしいものだと思うぐらいです。
ところで「万博おばあさん」ってまだ61歳。
わたしもあと2年したら「清田区の世直しおばあちゃん」ってことになるのでありましょうか――。
(11月03日記)
「清田区新聞」10年11月07日付より