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「えーっ、なにーこれ?!」
2歳のTくんと手をつないでいるNさんは、うれしさと驚きを隠さず笑顔で声をあげました。
利用しているかたはご存じですが、地下鉄東西線のホームには「可動式ホーム柵」が設置されています。
視覚障がいなどのある方や、Nさんのように小さいお子さんを連れた方にとっては地下鉄のホームは「欄干のない橋」にたとえられるほど危険な場所で、転落事故が絶えません。
01年12月の定例市議会の代表質問で共産党市議団が設置を求めたものですが、市側は、「安全さくについて検討する」と前向きな答弁をしたかと思うと、その後「あの答弁の『安全さく』は、『安全対策の策』で『物理的な柵』ではない」などといいだす迷走ぶりもあったとききました。
そのような市の対応の中で当時清田区選出の岡ちはる市議(現在、北海道2区くらし・平和対策委員長)を中心に党市議団は、繰り返し実現を求め続け、昨年の3月から設置されるに至りました。
わたしたち清田区民がよく利用する大谷地駅と南郷18丁目駅には昨年10月に、今年3月には東西線全駅で設置されました。
南北線は3年後、東豊線は5年後に設置予定です。
ちなみに総工費は東西線47億円で、南北線87億円、東豊線41億円。
共産党市議団の実績として、おおいに宣伝しなくては――。
(6月10日記)
「清田区新聞」09年06月14日付より