Since 2007/03/08
かつての職場の同期5人で年1度1泊旅行をしています。
今年は小樽散策をしたあと定山渓温泉に泊まりました。
高校を卒業して18歳で就職してからもう39年。当時は就職といえば正社員で、働く中で多くのことを学び社会人として成長する、企業がそこに責任を持っていた時代でした。
最初の1年間はみな何度か悔しかったりつらかったりで泣くこともあり、励まし合って働きました。
旅館の夕食後の会話のなかで、いまのわかものの働き方が話題にのぼり、「これではこどもを産み育てることなんてできないよね」という話にもなりました。
小樽から定山渓へは、支笏洞爺国立公園の中にある定山渓ダムのさっぽろ湖や周辺の新緑を堪能しました。
公共事業で造られた巨大な人造湖を見ながら、ふと公共事業にからむ都議選の争点に思いをはせました。
東京の近郊に5階建てのマンションがすっぽり入る直径16メートル、1メートル1億円の史上最大のトンネルを掘り抜く環状道路建設計画のことを――。
おいしい夕食をいただき、敷いてもらったふとんに寝て英気をたっぷりと養ってきました。
(6月3日記)
「清田区新聞」09年06月07日付より