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昨日の夕食。
ストーブの上のやかんのお湯を二つのなべにそそぎいれスパゲッティーと菜の花をゆで。その間にタマネギをきざみ具の用意。菜の花はさっとゆでるのであいたコンロで具を炒めゆであがったスパゲッティーを加え醤油などでちゃちゃっと味付けして、はいできあがり。
その間十五分。
菜の花とシーフードの和風スパゲッティーにわたしは牛乳をそえて、夫は発泡酒で。
共同購入している野菜ボックスに入っていた菜の花は、ほのかな苦みと春の香りを慌ただしい食卓にはこんでくれました。
我ながら短い時間でおいしい夕食ができたと自己満足しながら、まるで吸い込むように五分ほどで食べあげ「行ってらっしゃい。」の夫の声を背に、
菜の花畑に入日薄れ 見渡す山の端 霞ふかし
の唱歌の歌詞を思い出しながら、戸外に飛び出しました。
冷え込んだ早春の夜空にはおぼろ月ならぬ満月がこうこうと輝いていました。
(3月11日記)
「清田区新聞」09年03月15日付より