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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

「恋するトマト」と「農業シンポ」

29日、午前は「恋するトマト」の上映会でした。映画を観おわって一番に思ったことが「トマトをすぐにでも食べたいな」―でした。

私だけかと思っていたら、友人も同じだったと聞き、「やっぱり! 」と話しながら、また、スクリーンの中の、たわわに実った真っ赤なトマトが脳裏に浮かび、唾を飲み込みました。

人の命を守る大切な仕事にもかかわらず、後継者不足にあえぐ日本農業の現実を、正男(45歳・独身)と若く美しいフィリピン女性とのラブストーリーの中で告発もし、底流をなす日本とアジアの「農の心」がじんわりと伝わってくる映画でした。

そして午後は岩見沢での「農業シンポジウム」に参加。

「米を作ってはいけないのでしょうか。日本人はずっと米を食べてきました。日本人の体は米でできていると思います。みなさん米を食べましょう」の生産者の訴えに、「恋するトマト」の正男やお父さん、お母さんの姿が重なります。

先進諸国の中でも異常な自給率の低さの日本。農業をこわす国のやり方に、いま、支持政党や立場をこえて、声をあげていく勢いが、この北海道でも生まれていることを実感できたシンポジウムでした。

帰宅して真っ先に冷蔵庫の扉をあけ、トマトを丸かじりしたのは言うまでもありません。

(7月2日記)

「清田区新聞」08年07月06日付より