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6月初め、ウォーキングの仲間と円山88ヶ所を登りました。
登山口から頂上までは1時間足らず。お地蔵さんやちんまりとつつましく咲く花々やリス、野鳥たちに目を奪われているうちに、あっという間です。
足元を見るとお腹のあたりがムズムズするのですが眺望にはかえられず、岩盤に腰をかけ、汗をぬぐいながら、札幌の街と無限に広がる青空をながめました。
小野有五さんの著書「自然のメッセージを聴く」の一節。「すべての木が元気だったら、枯れた木や死にかけた木が一本もなかったら、まずはキツツキが住めなくなるだろう。そういう木がなければエサになる虫がいないからです。/健康な森というのは、元気な木も、病気になった木も、倒れかけた木もみんな集まって生きている森なのだ。/人も生き物であるならば、健康な社会とは健康な人だけがいる社会ではない。」
その多様性を支えるのが政治であり、社会ではないでしょうか。
「死んでも死に切れない!」と事務所に電話を下さった方たちの怒りの声がある限り、「健康な森(社会)」は必ずとり戻せると確信します。
(6月25日記)
「清田区新聞」08年06月29日付より