Since 2007/03/08
NHK大河ドラマ「篤姫」の中で高橋英樹演じる島津斉彬(なりあきら)が「報復は報復を生み、恨みを大きく広げるだけだ」というような台詞(せりふ)をいう場面がありました。
アメリカのイラク戦争などの国際的な問題はいうに及びませんが、身近なところにも「報復」は存在し、私たちを束縛しているのではないでしょうか。
私は中学、高校と歴史が苦手でした。数字4ケタの年表が覚えられずそこに何の興味も関心も持てませんでした。
このごろ、戦乱から庶民を遠ざけ、江戸文化をつくりだした徳川幕府300年に少し興味を持ったところです。
今年の大河ドラマは原作、脚本、主演がすべて女性。
江戸から明治にかけて、時代の流れの中で篤姫がどう生き抜いていくのかも目が離せません。
そういうわけで、日曜日の夜は早めにおふろに入り、コーヒーを用意して8時にはテレビの前に座ります。
ちなみに一昨年の「功名が辻」は、夫がよくみていました。
先人たちの生き方から、ワクワクしながら何かを学べたら―と、この一年、楽しみが一つふえました。
「清田区新聞」08年02月03日付より