Since 2007/03/08
志位和夫委員長を迎えた日本共産党演説会が5日夜、豊平区の月寒グリンドームで開かれ、雨と強風をついて札幌を中心に道内各地から5千人余が参加。会場には目前のいっせい地方選と参院選での共産党躍進の決意がみなぎりました。
はたやま和也参院選道選挙区予定候補の司会で始まった演説会で、紙智子参院議員、宮内さとし知事選予定候補が決意表明。道議選、札幌市議選などをたたかう候補者の紹介で、清田区の市議選予定候補・吉岡ひろ子さんが壇上から両手をあげて声援に応えました。
志位委員長は国会の論戦で使ったパネルも示し、貧困・格差などの問題を解明。共産党の躍進で道政に福祉の心を取り戻そうと訴えました。
元米海兵隊員のアレン・ネルソンさんと平和を語るつどいが、4日午後、北星学園大学で開かれ、420人が参加しました(写真上)。清田区内の五つの地域「9条の会」有志が呼びかけた実行委員会が主催し、札幌市が後援したものです。
ジャズ歌手の黒岩静江さんらの合唱で開会。実行委員会の山口博教北星学園大学教授があいさつしました。
アレン・ネルソンさんは、まずアメージング・グレイスをギターで弾き語り(写真下)。
非人間的で悲惨なベトナム戦争の体験を語ったあと、日本の首相が憲法9条を変えようとしているが、9条は国民のものだと指摘。「みなさん、9条をなくさないでください」と呼びかけると、会場は拍手で応えました。
真栄地域の日本共産党支部と後援会は1日午後、「吉岡ひろ子さんとなんでもしゃべらん会」を、後援会員宅で開きました。これには誘い合わせて17人が参加しました。
吉岡ひろ子さん(市議選予定候補)は、母親運動20年の活動のなで、真栄小学校に障害児学級を実現した運動が忘れられないと自己紹介。庶民いじめの、憲法改悪の動きが強まっているいま、「庶民のくらしと平和を守るのは日本共産党と私、吉岡ひろ子しかいない」と市議選への決意を語りました。
参加者からは、「当面、民主党はあてにならない。吉岡さん一人で5人、10人分の仕事をしてくれるだろう。どうしても勝たせたい」(70代の男性)、「働くところがあったらと思う。年齢制限があって困っている」(50代の女性)、「税金や介護、国保と負担ばかり増える。病院に通っているから痛切に感じるの」(女性)、「なんと言っても戦争は絶対にやってはならない。みんなが協力し合って戦争をしない平和をつらぬいてほしい」(男性)など、切実な声や、時には笑い声もはじける活発な話し合いとなりました。
ユニセフが2月に公表した子どもの「幸福度」に関する報告書で、子どもが最も幸福な国はオランダ、北欧諸国…▼OECD加盟21ヵ国中、米国は20位、英国が最下位。日本はデータ不十分で載らなかったが、項目ごとデータでは、「自分は孤独だ」と感じている子ども(15歳)の割合が3割弱で、平均1割弱を大きく上回る▼内閣府が3日発表した「低年齢少年の生活と意識に関する調査」で、保護者が子どもと平日に接する時間が「ほとんどない」が、7年前の2倍近い▼米英に共通なのは不平等と貧困、家族や子どもに行政サービスが不十分ということ。日本も同じ。(代)
「清田区新聞」07年03月11日付より