エッセイ「お元気ですか」

マイナンバーカードセンター

私もその一人ですが、マイナンバーカードは情報漏えいや、個人情報保護の面で危ないし、怖いから持ちたくないわ――という方が多いのではないでしょうか。

政府はとにかく「デジタル社会」をまい進しています。

そして残念ながら、札幌市もまっしぐらです。

政府はマイナンバーカードを普及するために、あの手この手を使つています。

「身分証明書になりますよー」「保険証の代わりにもなりますよー」「新規の方には5000円のプレミアが付いてお得ですよー」などと……。

マイナンバーカードの申し込みはネットや郵便でもできますが、区役所に引き取りに行けるのは平日の昼間だけです。

そこで登場したのが、８月26日から開設された、その名の通りマイナンバーカードの手続のためのセンターです。

今年度は約２億４千万円計上されていて、来年度分として、約２億3200万円が、今日の総務委員会に議案として出され反対討論に立ちました。

国は来年度中に「ほとんどの住民がカードを保有」するという無謀な計画を自治体に押しつけていて、センター費用も全額国からの交付金です。

この無駄遣い、心底やめて欲しいと思います。

12人の総務委員会、反対は共産党の２人だけでした。

（12月7日 記)