安倍改憲許さない! と行動
3000万統一署名区民の会 取り組み強化へ
戦争させない絶対させない清田区民の会は18日、9日の行動が雨天中止となったため事実上総選挙後初の宣伝・署名行動を国道36号線の真栄交差点で実施。約30人が声をあげ、9条改憲反対全国3000万統一署名を訴えました。
交差点をはさんでアピールする人たち=18日、真栄交差点
[上] 真栄側に立つ人たち
[下] 平岡側に立つ人たち
加盟団体代表らがスピーチし、参加者はパネルや横断幕、のぼりなどを掲げてアピール。9条改憲反対3000万統一署名を呼びかけました。
新日本婦人の会清田支部の代表は安倍首相の改憲は9条を空文化するもので、その理由は全く成り立たないと指摘。「憲法改悪は必ず阻止しましょう」と呼びかけました。清田区生活と健康を守る会の代表は9条改憲を加速させようとしている安倍政権の狙いはアメリカといっしょに戦争できる国にすることだと指摘。個人の尊厳や生存権否定につながると強調し改憲反対を訴えました。日本共産党の吉岡ひろ子清田区市政相談室長は、安倍首相の改憲の執念は戦前の日本を美しい国と見る右翼思想に基づくものと指摘。「総選挙後、9条守れの声が広がっています。9条改憲反対統一署名は人口の4分の1目指す壮大なものですが、ぜひ成功させましょう」と呼びかけました。
「平和憲法が日本の基本」と、署名に応ずる女性もいました。
同会は、区内の団地を訪問するなど取り組みを強化しています。
身勝手政権追い詰めよう吉岡さんが呼びかけ
通勤通学客らに訴える吉岡ひろ子さんら=21日、真栄バス停前
清田区の日本共産党後援会と吉岡ひろ子清田区市政相談室長は21日朝、国道36号線の真栄バス停前で街頭宣伝を行いました。
吉岡さんがマイクを握り、安倍首相の施政方針演説に触れ、「全く中身がなく、森友・加計疑惑に一言も触れず、野党とまともに議論する姿勢すらない」と指摘。北朝鮮問題では軍事的対応のみの強調で「外交無策」をさらけ出すものと批判。「国民的な運動が重要。ご一緒に声をあげましょう」と呼びかけました。
党札幌市議団が市長に要望
市民生活支える予算を
秋元市長(右)に要望書を渡す伊藤市議団長と各市議、吉岡さん(前列左から3人目)と市議候補予定者ら=16日、札幌市役所
日本共産党札幌市議団(伊藤理智子団長)は16日、医療、介護、福祉、雇用、子育て支援など2018年度予算に関する102項目の要望を秋元克広市長に提出し、市民の切実な願い実現を迫りました。
要望は▽国保都道府県化後も一般会計からの繰り入れを継続し保険料を引き下げる▽待機者を解消するため特別養護老人ホームを増設する▽高すぎる保育料を引き下げる▽通学路や交差点、歩道、狭小道路を含めた生活道路の除排雪強化、ツルツル道路の路面対策を強める▽精神障害者の地下鉄・市電運賃割引を先行して実施する─などを求めています。
伊藤団長らは、市民生活を支える予算編成が求められているとし、要望を予算編成に反映するよう訴えました。
秋元市長は「予算編成へ共産党の要望も踏まえ、議論をすすめていく」とのべました。
小形香織政審会長は、子どもの貧困対策や子育て支援で無料低額診療を薬局にも適用させ、国が実施するまで市が補助する、来年4月から小学1年まで無料の医療費助成を18歳まで拡充する、学校給食費を無償化するよう強調しました。
秋元市長は「子どもの貧困対策では、格差が生じない施策が必要となっている」とのべるにとどまりました。
小形議員はまた、市職員にLGBT(性的マイノリティー)についての理解を促進するための対策を講じるよう求めました。
伊藤団長ほか、各市議と、吉岡ひろ子さんら、市議候補予定者なども参加しました。
→ 2018年度予算に関する要望
共闘の力で改憲阻止
雪踏みしめて300人誓い合う
「市民と野党の共闘をさらに広げ、改憲阻止へ力合わせよう」と集まった総がかり行動=19日、大通公園
19日、戦争をさせない北海道委員会の総がかり行動には大通公園に300人が吹雪をついて集まりました。
北海道平和運動フォーラムの難波優事務局長は、「総選挙後初の総がかり行動。続けてきたこの行動が野党共闘につながった。選挙で改憲勢力が多数を占めたとはいえ安倍政権が信任されたわけではない。3000万全国統一署名をやり抜こう。〝今たたかわずしていつたたかうのか〟。最後までともにがんばろう」と呼びかけました。
黒澤幸一北海道憲法共同センター代表は、「毎月の行動の積み重ねが総選挙での〝野党共闘〟で北海道で改憲を許さない議員8名を送り出した。引き続き札幌から声をあげ続けよう」と訴えました。
呼びかけ人の清末愛砂室蘭工大大学院准教授は「明文改憲は1946年、個人の尊厳、非暴力、平和を目指す日本国憲法を選択したことを否定し、自衛隊を憲法上公然化し、憲法の中に国防・安保条項を持つことを選ぶということ。私たちは国防や安全保障という名の軍事主義と共存はできない」とのべ、岩本一郎北星学園大教授は、「日本国憲法9条は平和条項。自衛隊が3項、9条の2に付け加えられると、それは平和条項ではなく戦争条項になるということ。絶対許してはならない。多くの市民と連帯し9条を守ろう」と訴えました。
デモパレードは悪路で中止となりました。