オスプレイ訓練 不安札幌市議団が市に要請
国に計画中止求めて
自衛隊と米海兵隊が8月10日から28日にかけ、矢臼別や北海道大演習場などでMV22オスプレイが飛来し、日米共同演習を予定していることに抗議し、日本共産党札幌市議団は7月26日、オスプレイ訓練の中止を国に求めるよう秋元克弘札幌市長に要請しました。
町田副市長(右側)に要請する日本共産党の各市議と吉岡ひろ子さん(前列左端)ら市議候補予定者=7月26日、札幌市役所
この要請には町田隆敏副市長が応対し、伊藤理智子市議団長が要請書を手渡しました。
要請書は▽オスプレイの訓練と飛行を中止する▽訓練の詳細について国に説明を求め、公表する▽(オスプレイの)フライトプランの事前公開を国に求める―を求めています。
町田副市長は「住民の不安を払しょくするために国の責任で十分な情報提供を行ってもらう必要がある。市として住民の安全を確保するため十分な情報収集を図っていきたい」とのべました。
小形香織市議は、オスプレイが名護市の浅瀬に墜落した昨年12月の事故を防衛省が「不時着」としたことや、陸上自衛隊の南スーダンPKOの「日報」隠ぺい問題で稲田防衛相に国民の怒りが広がっていると批判。「情報公開だけではすまされない。市が『オスプレイ来るな』と宣言することが市民の安全を守ることになる」と強調しました。
これには吉岡ひろ子清田区市政相談室長をはじめ、市議候補予定者も参加しました。
日米演習 過去最大海兵隊2000人
今回の日米共同演習「ノーザンヴァイパー」は、過去最多の海兵隊員約2000人が参加し、MV22オスプレイ6機、CH53大型ヘリ4機などが沖縄からの「訓練移転」として飛来し、陸上自衛隊は第11旅団(札幌市)の第28普通科連隊(函館市)と第11特科隊(札幌市)など約1300人が参加する大規模なものです。
年2回程度の従来の「フォレスト・ライト」演習は海兵隊員170~600人。はるかに大規模な今回の演習は、米海兵隊地上部隊のアジア地域での本格的な軍事作戦に備えた演習で、自衛隊にその一部を担わせる戦争法=安保法制の具体化となる危険なものです。
「里山歩き」「元気まつり」開催へ
このほど清田区日本共産党後援会は、恒例の「里山歩き」を8月26日に、「第9回元気まつり」を9月10日に開くことを決めました。
詳細は改めてお知らせします。
北海道母親大会に1000人
戦争から子ら守る誓い新た
7月30日、第60回北海道母親大会が札幌市で開かれ、8つの分科会と一つの特別分科会、全体会に全道から1000人が参加しました。
全体会で笽島(そうけじま)満江実行委員長が「改憲を許さず、憲法9条をそのまま子どもたちに手渡すために行動しましょう」と主催者あいさつし、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが「カメラがとらえた世界のいま~カンボジア、シリア、東北~」と題して記念講演。内戦が続く地域や東日本大震災で義母を亡くした岩手県陸前高田市の写真を紹介し、〝現場〟に生きる人々の姿を伝えました。
日本共産党の紙智子参院議員、上田文雄前札幌市長が来賓あいさつしました。終了後、参加者は市内中心部を母親パレードし、市民にアピールしました。
年金者組合支部が意気高く
ご長寿を祝う会
傘寿、喜寿、古希を迎え、妹尾支部長(右端)、鈴木猛書記長(左から2人目)から紹介され、祝福されるご長寿組合員=7月31日、札幌市保養センター駒岡
年金者組合札幌清田支部は7月31日、南区にある札幌市保養センター駒岡で恒例の新組合員歓迎会を兼ねた「ご長寿を祝う会」を開き、36人が参加しました。
祝う会で妹尾裕司支部長は「長生きしてよかったと言える社会のため『高齢者パワー』の発揮を。仲間を誘って大きな年金者組合を」とあいさつし、7人のご長寿組合員、3人の新組合員を紹介し、祝福しました。
昼食を兼ねた祝う会では器楽合奏グループ「どっこいしょ」の演奏に合わせて歌ったり、かくし芸、カラオケなどに興じ、じゃがいもをクラブで転がして的に入れる「じゃがいもパーク」などのゲームで和やかに交流し、麻雀や入浴などで思い思いに過ごすなど、参加者は楽しい一日を送りました。
吉岡さんらが訴え
核兵器廃絶へ歩を進めよう
街頭で訴える吉岡さんと後援会員=1日、真栄バス停前
清田区の日本共産党後援会と吉岡ひろ子清田区市政相談室長は「平和の月・8月」を迎えるにあたり、7月7日の国連の核兵器禁止条約の歴史的採択についてのべ、日本政府も参加、批准し、核兵器のない世界へ歩みを進めるよう訴えています。
7月30日には美しが丘の食品スーパー前で買い物客に、1日には真栄バス停前で通勤客らに「力合わせて核なき世界を未来に残しましょう」と訴えました。