清田区革新懇が平和の6・9行動
ヒバクシャ国際署名大きく広げ
核兵器禁止条約を
「核兵器のない世界」に背を向け、核兵器にしがみつく勢力を世論で包囲しようと訴える人たち=9日、西友前
国連核軍縮作業部会で過半数の国が核兵器禁止・完全廃絶への「法的措置」の交渉開始を支持するなか、日本を含む一部の国々は「時期尚早」といって有害な役割を演じています。
清田区革新懇は「生きているうちに核兵器のない世界を」という被爆者の願いにこたえ、「ヒバクシャ国際署名」をひろげ、「核抑止力」にしがみつく国々を世論の力で孤立させよう、とくに唯一の被爆国でありながら有害な役割を果たしている日本政府を厳しく批判しようと、「8月平和行動」のなかで、核兵器廃絶をめざす6・9(ロクキュウ)行動に取り組みました。
核兵器禁止・廃絶の国際交渉の開始を訴える人たちと、署名を呼びかける吉岡さん(左端)=6日、西友前
ヒロシマデーの6日には12人が、ナガサキデーの9日には20人が西友前に集まり、手に手にパネルや「核兵器のない世界の扉をひらこう」「国際署名を世界に広げよう」などと書かれたプラカードを掲げ、買い物客らに「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」を呼びかけました。
加盟団体の代表、個人、日本共産党の吉岡ひろ子党清田区市政相談室長らがマイクをとり、日本政府の姿勢を批判、「核兵器のない世界」実現へ世論を高めようと訴えました。
核なき世界へ
とこしえの平和を
夕暮れの川面に祈りの灯籠すべる
誓いと祈りを乗せた灯籠が1基また1基と川面をすべる=6日、北野・厚別川河畔
九条の会でつくる清田区九条の会連絡会は6日夕刻、厚別川河畔で第7回目となる毎年恒例の「平和を願う灯籠流し」をおこないました。30人余りが集まり、それぞれが制作して持ち寄った灯籠を川面に浮かべました。
灯籠を流すのに先立って、短冊に願いを書いて七夕飾りを飾り付け、北野九条の会の後藤さんが開会あいさつ。憲法9条の大変な危機に、力を合わせて頑張ろう、「核なき世界」への大きな流れへの日本などの一部の国の抵抗を打ち破る世論を高めようと呼びかけました。
「ふるさとの街やかれ…」などと平和のうたをうたう人たち=6日、北野・厚別川河畔
北野九条の会の小林さんが子どもたちの集団疎開を描いた絵本『お母ちゃんお母ちゃーんむかえにきて』を読み聞かせ、平岡の齊藤さんの伴奏で「原爆を許すまじ」など平和の歌。夕暮れも程よくなるころ、願いや思いが絵や文字でいっぱい書かれた灯籠が、一基また一基と川面に浮かべられました。
並べられた灯籠とキャンドルを囲み、平和の誓いを新たに=6日、北野・厚別川河畔
参加者は灯籠や憲法9条にちなんで9の字の形に並べられたキャンドルを囲み、原爆や戦争の犠牲者を悼み、とこしえの平和を誓い、祈りました。
散歩や夕涼みで河畔を歩く人たちも土手や橋の上から興味深そうに。年配の男性は「こういうことは大いにやるべき。原爆や戦争を忘れてはいかん」と話していました。
最後に参加した子どもたちと花火遊びを楽しみました。
秋の臨時国会
安倍政権との対決さらに
安倍政権の悪政、暴走との対決を訴える吉岡さんと後援会員=9日、地下鉄南郷18丁目駅頭
清田区の日本共産党後援会と吉岡ひろ子党清田区市政相談室長は9日朝、地下鉄南郷18丁目駅頭で定例の街頭宣伝をおこないました。後援会員ら6人が参加しました。
後援会役員の多田さんと吉岡さんがマイクをとり、9日はナガサキデーであることに触れ、国連の核軍縮作業部会で核兵器禁止条約交渉開始に異を唱え、核大国の代弁者をつとめ有害な役割を演じている日本政府を厳しく批判し、被爆者の呼びかけた「国際署名」を進めようと訴えました。そして、秋の臨時国会でTPP協定やさまざまな悪法、破たんした大型公共事業など大企業優先の「経済対策」と補正予算、憲法改悪への着手、自衛隊の南スーダンPKO派遣部隊に「駆けつけ警護」の任務付与、戦争法の発動など政治の暴走を許さないため、市民と野党の共同をさらにすすめ、安倍政権と対決していく決意をのべました。