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清田区革新懇は9日、西友清田店前での定例の9の日宣伝で、安倍自・公政権が国民の多数の反対と慎重審議を求める声をよそに秘密保護法案を強行採決したことに抗議、撤廃への新たなたたかいへの決意を表明し「ともに声をあげましょう」と呼びかけました。
加盟団体の代表らが次々にマイクをとり、国民の知る権利をはじめ基本的人権を真正面から踏みにじる「秘密保護法」の危険性を語り、十分な審議もないまま強引に採択したやり方自体に日本を再び「戦争できる国」にしようとする危険な意図があらわれていると糾弾。マスコミや文化人、各界・各層の人たちに反対が広がっている、「この声と行動を、秘密保護法の撤廃・廃止へとさらに強めていこう」と訴えました。
秘密保護法案が参院委員会で強行採決された5日夜、北海道憲法会議が呼びかけた12・5札幌アクションのデモには、急を聞いて駆けつけた市民らがプラカード、キャンドルや横断幕を掲げ次から次と参加、約800人でスタートしたデモは、解散地点では1200人以上にふくれ上がりました。
デモに先立ち、日本共産党の畠山和也道副委員長は「採決強行はファッショ的暴挙。最後までたたかいましょう」と呼びかけました。清田区の党と後援会からも20人をこえる人たちが参加しました。
8日、真栄地区会館で清田区初の地域相談会「きよたSOSなんでも相談会」が開かれました。
生活と健康を守る会・新婦人・年金者組合・民主商工会・革新懇など13団体からのべ42人の運営ボランティアが参加し、17組20人の相談者から24件の相談がありました。
開会前から相談者が列をなし、午前中は主に高齢者から相続についての親族間のトラブル、医療・介護問題などに相談が集中しました。昼以降は若い人たちの相談が増え、夫婦間の問題や失業・健康に関する相談が中心で、失職後に待ち受ける厳しい現実を目の当たりにしました。
おにぎりと豚汁の炊出しには「心から温まった気がします。本当にありがとうございます」と涙ながらに感謝されました。
10日朝、清田区の日本共産党後援会と吉岡ひろ子党清田区市政相談室長は地下鉄南郷18丁目駅頭で定例の街頭宣伝を行いました。
多田後援会事務局次長は数々の安倍政権の暴走を批判。「戦争への道の始まりともいうべき『秘密保護法』の撤廃のため全力を尽します」と決意を述べました。
吉岡さんは「秘密保護法は国会のルールを無視した強行採決で成立しましたが、こんな法律を受け入れることはできません」と強調。撤廃への新たなたたかいを呼びかけました。
秘密保護法の強行成立を受け志位委員長が「安倍政権の終わりが始まった」と述べたが同感だ。マスコミ各社の世論調査で内閣支持率の急落が共通しているのもそれを裏づけている▼参院委員会で「ヒゲの隊長」こと元自衛官の佐藤正久議員が強行劇の現場責任者らしいのだが、その表情にはいつもおびえが見えていた。本人自身が強行採決後「達成感というよりこれから果たすべき責任の重さを実感」とツイートしているように、国民の支持を受けていないのではという不安感がかくせない▼「成立」のために「苦労」した本人自身が確信を持てず、国民の批判にびくついているというまれに見る不人気法案だ。撤廃のたたかいで反撃だ。(S)
「清田区新聞」13年12月15日付より