Since 2007/03/08
勤医協清田在宅のひなまつり会ではたくさんのナツメロをみんなでうたいましたが、最後がNHKの復興ソング「花は咲く」でした。
アコーディオンの引き語りで歌ってくれた「よっちゃん」とよばれる女性のとびきりの笑顔と、優しいメロディーと胸にしみる歌詞がひとつになって、とても素敵でした。
森住卓さんの写真集「イラク―湾岸戦争の子どもたち」には、劣化ウラン弾の被害を受けた子どもたちの姿が紙面をおおっています。
表紙の少女――毛髪の落ちた頭にレースのベールをかぶり、笑顔のサファーは白血病です。
ページをめくると衝撃的な奇形の新生児の写真です。
この子を前に森住さんはカメラのレンズを向けることをためらいましたが、「この子を撮ってください。世界中の人にこの子を見てもらって、平和の役にたつなら、この子が産まれた意味ができるから――」と促され、シャッターを切りました。
この子は間もなく、短い短い命を閉じました――。
私はこの子の写真を思い出すたびに、「戦争はしないで」と訴える声が聞こえるような気がします。
花は 花は 花は咲く
いつか生まれる 君に
花は 花は 花は咲く
私は何を残しただろう
きょうは3月20日、イラク戦争から10年目の節の日で、大通りでは「さっぽろピースウォーク」が行われました。
(03月20日記)
「清田区新聞」13年03月24日付より