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日本共産党
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

東日本大震災から2年

一昨日、3月11日は東日本大震災から2年目の日でした。

統一地方選挙が4月10日で、その約ひと月前でしたが、選挙活動は2週間自粛し、街頭でのカンパ活動に連日取り組みました。

あの日14時46分は、清田区民センターホールで開催した東部民商の重税反対決起集会に参加した後、里塚支部の会議の最中でした。

マンションの4階のお宅でしたが、長く続く不気味な揺れが忘れられません。

いち早くテレビで放映された、津波に流される仙台港や仙台空港の映像、6月12日、党のボランティアで気仙沼に行ったときの、仙台港からの海岸沿いの風景は、一生忘れることはできません。

福島第1原発の事故はいまだに、放射能が拡散され続け、手の施しようもなく、政府の「収束宣言」は誰一人信じる人などいないでしょう。

一昨日行われた「さよなら原発集会」で、講演したフォトジャーナリストの豊田直之さんは――政府は広告代理店の博報堂に9億6千万円、電通に30億円の税金を拠出した。広告は自衛隊や米軍をことさら持ち上げ「愛国心」をあおるために、原発被害を小さく見せるために、「がれき受け入れを自治体に迫り」市民の意見を2分させ、「復興の遅れは、がれきのせいだ」とごまかすために使われた。

しかし今、陸前高田にも、石巻にも、南三陸にも、がれきの山は消えたのに、街並みは戻っていない――と映像も示して、語りました。

東日本大震災と福島第一原発事故を経て、政治は、社会は、そして私は何をしたのか――今何をするべきか――命ある限り問い続けるのだと思います。

(03月13日記)

「清田区新聞」13年03月17日付より