Since 2007/03/08
清田区の日本共産党と後援会の第4回「元気まつり」が8日開かれ、秋晴れのもと、これまでで最多となる170人の参加となりました。「やめさせよう消費税増税実施、即時原発ゼロを! 総選挙勝利で国民の暮らしと安全、民主主義を守ろう」と開いたもの。
オープニングは勇壮な「乙女座」の太鼓。田中秀夫実行委員長(党清田区後援会長)が「この『まつり』で元気をつけ、総選挙で勝利しよう」と開会あいさつしました。
森つねと衆院道3区候補、はたやま和也衆院道比例候補が北海道の衆院議席を回復するために全力をあげる決意を表明しました。
紙智子参院議員は、野田首相の公約投げ捨て、安倍自民党総裁の政権投げ捨てと、「2人とも投げ捨て名人」と批判。橋下「維新の会」は憲法改悪を主張する危険な潮流で、日本の政治を「国民が主人公」に転換できるのは共産党だけと訴えました。また、尖閣諸島問題での提言、原発即時ゼロの提言などにインターネットなどで多くの反響が寄せられており、「衆院選で共産党が大きく前進するために、大きな力の発揮を」と訴えました。
福島県から避難し、清田区で避難生活を送っている女性が招かれ、被災地の現状と避難生活の実態を訴えました。
「まつり」では、和太鼓や相撲甚句、コーラス、演歌、ひょっとこ踊りなどの舞台発表、マッサージ体験コーナー、秋の味覚などの各種売店、紙参院議員の絵画や書道、手芸の展示コーナーも設けられ、紙議員とはたやま、森両候補が参加者と楽しく交流しました。
日本共産党豊平・清田・南地区委員会の池田博委員長が閉会のあいさつを述べました。
札幌市が計画している市営住宅家賃の減免制度の改悪をやめてほしいと、市住入居者と支援者ら77人が2日、要請署名6651人分を市に提出しました。
北海道生活と健康を守る会連合会の稲見真佐子常任理事は「公営住宅は憲法25条に基づいて低所得者に低廉な家賃で住宅を提供するもの。高齢者は病院代など特有のお金が必要であり、(家賃算定の基準となる算定所得の)老年者控除と医療費控除は廃止すべきではありません。多くの人のくらしを破壊する減免の改悪はやめてください」と求めました。
厚別区の一人暮らしの男性は「家賃減免があるので何とか生活していますが、改悪案が実施されたら全くゆとりがなくなります。1週間分程度の食費がなくなる負担増です」と訴えました。
要請には日本共産党の鈴木龍次衆院道5区候補や札幌市議団が同席。吉岡ひろ子清田区市政相談室長も区内で集めた署名に託された声を背に参加しました。要請行動に先立ち、井上ひさ子市議団長が激励あいさつしました。
清田区革新懇は9日、国道36号線沿いの西友前で毎月定例の「9の日」宣伝行動に取り組みました。
加盟団体代表らが次々マイクをとり、「消費税増税は総選挙で審判を下し中止に追い込もう」「自民新総裁の安倍元首相は自民のタカ派、野田首相も民主党の右派。ともに危険な人物。憲法9条を守る課題は一層重要に」「大間原発の建設再開は許せない。『原発ゼロ』実現のため13日の『さようなら原発1万人集会』の成功を」「領土問題は観光など本道の地域経済にも影響が。竹島も尖閣諸島も日本の領土であることは明白。道理にたって外交的に解決すべき」などと訴えました。
「このさい外務省だけ共産党にあずけたらどうか」。志位委員長の尖閣諸島問題での発言がインターネットで大反響をよび、こんな書き込みもみられるとか▼「尖閣諸島は歴史的にも国際法上も日本の領土」、そのことを「冷静に理をつくして説く外交努力を」というのが共産党の解決策。これが「どの政党よりも説得力があり頼もしい」と共感を得ている▼一方、歴代の日本政府は「領有権の問題は日中間に存在しない」が原則。入り口で話し合いを拒否する態度が「自縄自縛」になって、解決の糸口もつかめないでいる▼そんな批判が高まってきたためか、政府は原則は堅持しつつ「中国側の領有権主張は認識している」との態度を打ち出すという(10日付道新)。これもまた姑息な一時逃れに映るのだが。(倉)
「清田区新聞」12年10月14日付より