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16日、午前中の激しい雨の中、清田区の党と後援会による実行委が開催した第3回「元気まつり」に130人が参加しました。
コーラスグループ「クリスタル」有志によるオープニングの歌声のあと、実行委員長の田中秀夫党清田区後援会長が「地方選挙の教訓は力不足。『まつり』で元気をつけ『地力』をつけよう」と開会あいさつ。
紙智子参院議員が壇上に立ち、志位委員長や市田書記局長の質問を中心に国会論戦を紹介。東日本大震災や福島原発事故で被災した人たちすべての生活と生業を回復させるために奮闘する党の姿を示しました。また、北電の「やらせ」問題など世論をリードする党と「赤旗」の役割を強調、「赤旗」の購読と入党を呼びかけました。
落語や踊り、マッサージ体験コーナーや各種売店、紙議員の水彩画や手芸、書道の展示コーナーなど楽しく交流しました。また、震災救援ボランティア写真や「赤旗」報道展示コーナー、救援募金・「原発ゼロ」署名コーナーも設けられ、被災地救援、原発ゼロの決意がみなぎりました。
午後には、畠山和也衆院比例候補もかけつけあいさつ。会場をまわって参加者と握手、激励をうけていました。
吉岡ひろ子党清田区市政相談室長が「『党勢拡大大運動』で共産党を大きく強くし、来年また『元気まつり』で交流しましょう」と閉会あいさつをのべました。
日本共産党清田区後援会と吉岡ひろ子党清田区市政相談室長は18日朝、国道36号線沿いの真栄バス停前で定例の宣伝を行いました。
吉岡さんは、この日「道新」が一面トップで報じた北電の「やらせ」問題での社長謝罪会見をとりあげ、党と「赤旗」のスクープが北電や道を追い詰め、プルサーマル計画の延期を表明せざるをえなくしたことを指摘、「役員の減給処分だけにとどまらず、プルサーマル計画を中止させるまでたたかいます」と決意をのべ、署名行動などへの協力を呼びかけました。さらに、札幌市議会での論戦に触れ、上田市政の生活苦への理解の不足を、学童保育や保育料の値上げ、国保料滞納者への取り立て、差し押さえなどを例にあげ、「市長のやっていることは、市長の掲げる『子どもの瞳がかがやくまちづくり』の看板とは裏腹です」と批判しました。
札幌市はいま、今後4年間の新しいまちづくりプランとして「札幌市行財政改革推進プラン(案)」を公表し、市民意見を募集しています。本文資料は市役所本庁舎、区役所総務企画課広聴係、まちづくりセンターで配布されているほか、札幌市のホームページでも参照することができます。
この(案)では、「スリムで効率的な市役所の実現」といいながら、くらしに直接関係するもので問題なのは、「収納率の向上等」で17億円の効果、「受益者負担の適正化等」で53億円の効果を見込んでいるということです。
「収納率の向上」では、市税の滞納の差し押さえや、高すぎる国民健康保険料を払いたくても払えない世帯、収入が少ない中で苦労して保険料を分納している人にも財産の差し押さえを行うなど、生活状況を見た上で親身に対応するという姿勢からかけ離れています。
「受益者負担の適正化」では保育料の値上げや有料化、減免制度の見直しなど、経済が冷え込むなかで大変になっている子育ての実態を無視した負担増となりかねません。
意見募集は11月9日までで、意見は資料添付の用紙で郵送・FAXするほか、電子メールやホームページの「意見募集フォーム」で送ることができます。
清田地域で活動する「きよた9条の会」が開いた例会(1日)で、講師の勤医協医師で「医療九条の会北海道」幹事長の猫塚義夫さんは、中東、アジアの子どもたちへの医療支援活動の体験に立って講演。東日本大震災と福島第一原発事故を考えるとき憲法前文の平和的生存権など「憲法の視点の重要さ」を強調しました。
猫塚医師は「3・11は列島改造、土建国家が被害を拡大した“人災”の側面が。原発事故はその象徴」と解明。「事故の国・東電の責任はあいまいにできない。戦争責任をあいまいにして戦争勢力が復活してきたことと共通の構図。原発推進勢力の復活の動きを許してしまう」と警戒を呼びかけました。しかし、推進勢力がどう言おうが「核廃棄物をどうするのか」が試金石だとし、泊原発廃炉訴訟、高橋はるみ北海道知事の責任追求を続けるとしながら、「最後は世論を高めることが大事だ」と強調しました。
早朝、「ガサッ」と「しんぶん赤旗」が玄関に届く。日替わりの配達員は昼間働いている人も多く、「ご苦労様」を言いたい▼赤旗日刊紙は、印刷・配送まで独自に行っているが、経営上深刻な危機で9月から500円の値上げになった(3400円)。「値上げはきついけれど続けて読むよ」の読者の声は温かい▼赤旗の九電や北電のやらせスクープは、その後行政、マスコミ、電力会社に大きな影響を与えた。先日の道新1面見出しは「北電やらせ国が指示」。一瞬赤旗かと見違えた▼今、原発やTPPなどいち早く真実を伝える赤旗だから分かることがある。日曜版の読者の皆さんにも購読料金はかかるけれどぜひ日刊紙も読んでいただきたい。(春)
「清田区新聞」11年10月23日付より