Since 2007/03/08
吉岡ひろ子日本共産党清田区市政相談室長は、9月22日、国連本部で開かれた原子力安全に関する首脳会議で野田首相が行った「安全性を世界最高水準に高める」として原発推進路線を表明した演説に対し、「国民は原発の再稼動や原発推進を認めていません。野田演説は国民世論に真っ向から反するもの」だとし、原発ゼロの日本めざし、地域の雇用と活力をはぐくむ再生可能エネルギーの活用へ、大きく政策を転換すべきと訴えています。
また、9月20日に共産党の真下紀子道議が明らかにした2000年泊原発3号機建設の際の道主催の集会で、北電が総出で社員や関連業者を動員し、「賛成」意見を出させた問題を紹介し、「原発自体が虚構の『世論』のうえに建設が推進された」と指摘、「あまりに危険な原発は、『安全神話』や世論をあざむく『やらせ』のうえにしか成り立たないことはこのことからも明白です」と指摘しています。
吉岡さんは、9月25日に美しが丘のフードD前で、27日には地下鉄南郷18丁目駅前で、党清田区後援会員らと「原発ゼロの日本」めざし、「署名を集め、行動を起こしましょう」と呼びかけました。
日本共産党は引き続き救援募金、支援物資、ボランティア派遣に取り組んでいます。党豊平・清田・南地区委員会は、「赤旗」読者のみなさんの協力をお願いしています。
日本共産党豊平・清田・南地区委員会は、6月から9月の第4次まで、毎月、4、5名のボランティアを1週間から10日ほどの日程で派遣を続けています。
10月度にも第5次の派遣を予定しています。
日程の詳細は未定ですが、地区委員会は救援募金、支援物資、ボランティアを募っています。救援物資の希望品目は2ページに掲載します。
党道委員会は気仙沼市に現地本部を開設し、現地党気仙沼市委員会と協力しながら道内各地区委員会からのボランティア受け入れと救援活動に当たっています。
同委員会は9月23日、同事務所近隣の公園で「震災復興ふれあいまつり」を開催、フリーマーケットや出店、野菜や果物販売などを行いました。
放射線検査済みの福島県産の果物はあっという間に売り切れていました。
この収益は復興支援に活用されます。
日本共産党の真下紀子道議と畠山和也道委員会副委員長が9月20日、道庁内で記者会見し、北電泊原発3号機建設をめぐり、道が2000年に道内5会場で開いた「道民のご意見を聴く会」に北電社員、OB、取引業者らが一般参加者を装って参加し、ぐるみで賛成意見を提出していたことを明らかにしました。
同年3月に泊村、5月に旭川、札幌、帯広、函館の各市で開かれた「聴く会」すべてに北電社員が参加。真下道議の調査では少なくとも泊で1人、旭川で11人、札幌でのべ29人、帯広で4人、函館でのべ2人の北電関係者の意見等提出が確認されています。5会場の意見提出件数は202。北電関係者による提出件数は47で、全体の2割を超えます。
全体では一連の「やらせ」がなければ、反対意見が賛成意見を大きく上回っていたはず。泊3号機自身が「虚偽の世論」による存在で、知事が建設を認めた根拠は崩れました。
真下道議は「聴く会を主催し、この『やらせ』の意見提出を受けて3号機建設にゴーサインを出したのは道です。高橋はるみ知事は北電役員から献金を受けていますが、北電の調査待ちにならず道自らが調査する責任がある」と指摘しています。
日本共産党小樽地区委員会と五つの党町委員会が9月24日、岩内町で開いた「原発ゼロめざす講演と後志住民討論会」に、泊原発周辺の住民ら270人が集まり、他党派の町議も参加しました。
会場となった岩内地方文化センターは、08年の住民シンポジウムで北電のやらせが行われたところです。
講演した日本共産党中央委員会学術・文化委員会事務局次長の改正(かいしょう)充氏は「野田佳彦内閣は原発問題でも財界直結で再稼働を推進しています」と指摘。「原発が稼働しなくても、電力供給は十分可能です」と説明しました。そして「世論に大きな変化が起きています。原発ゼロの一点で国民を結集することが大切です」と強調しました。
真下紀子道議は、知事と北電の癒着問題を追及した議会報告をしました。
救援物資で現地の要望の強いものは下表のとおりです。ご連絡いただけば引き取りにお伺いします。
我が家の非常事態だ。18歳6カ月の犬が弱ってきた。腰が立たない、食べても吐く。末娘が10歳のときペットショップの「さしあげます」でもらってきた犬。どれほど家族が癒されたか計り知れない▼昨年6月にも同じ状態になり病院の治療を受けて回復した。1年3カ月ぶりの獣医さんに「あの状態で元気になったのは奇跡だ。18歳まで生きる犬はそういない」とほめられた。昨年は「好きなものを」と言われ、札幌名物「とうまん」を食べて回復。今も少しだが食べている。今回もと、家族総出で看病しているここ数日▼震災で身内を亡くした方々の心情は計り知れない。「みんな一緒だから」と懸命に頑張っている姿がテレビに映される。でも「頑張らなくてもいいよ」と思う。復興の見通しが大事なのだ。(規)
「清田区新聞」11年10月02日付より