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泊原発3号機が約4カ月間にわたり「調整運転」を続け、近く最終検査を受けて「営業運転」を強行しようとしている問題で、日本共産党道委員会と真下紀子道議は20日、同原発3号機の営業運転を認めないよう高橋はるみ知事に緊急申し入れをしました。
北電が受けようとしている営業運転再開のための最終検査は、稼動させたままわずか1〜2日で済む簡単なものであり、福島原発事故の知見を反映させた見直しはされていません。福島原発事故を経て、原子力発電が本質的危険を内在しており、道民は、事故がおきれば人間社会、地域社会を破壊するものであることを目の当たりにし、運転再開には疑問と不安が広がっています。
申し入れ書を手渡した畠山和也道政策委員長と真下道議は、「最終検査は福島事故の知見を踏まえていない。営業運転『再開』をなし崩し的に認めるのではなく、3号機をいったん停止して安全審査を実施し、専門家や、原発周辺の後志管内の市町村、70キロ圏内の札幌の住民と自治体関係者の意見を聞くべき」と強調しました。
さらに畠山、真下両氏は11日に行った泊原発の現地調査を踏まえ、「地震対策は全く不十分。活断層の調査内容や津波対策など、北電は必要な情報も公関していません。再稼働ありきのストレステスト(耐性試験)ではなく、電力会社や保安院から独立した機関による実施を求めるべき」と迫りました。
原発問題全道連絡会は22日、「泊原発3号機の即時運転中止を求める声明」を発表し、経済産業省、道、北電に送付しました。
声明は、「政府は、福島原発がいまも崩壊熱を出し、収束の見通しもなく、事故の検証も行われていないにもかかわらず、停止中の原発の再稼働と泊原発3号機の営業運転入りの動きを強めている」として、①原子力安全・保安院が「最終検査を受けないのは法違反」というのは、「営業運転入りを合理化しようとする詭弁」であり、泊原発3号機は「調整運転」に入る前の状態に戻すほかなく、即時運転を中止すべき②高橋はるみ知事がやるべきことは、停止を求める道民多数の声に誠実に応えること③道民は、電力需給の心配を払拭できないでいることから、北電は、正直なデータを公表し議論の材料を提供し、電力の需給安定に責任を持つべき、などとしています。
日本共産党清田区後援会と吉岡ひろ子党清田区市政相談室長は、大震災の救援・復興支援、「原発ゼロ」への取り組みとともに、「自力をつけ、選挙に勝てる大きな党」をつくろうと、党の政策を訴え、「しんぶん赤旗」の購読を呼びかけています。
26日には、朝の駅頭宣伝のあと、吉岡さんを先頭に、ミニ宣伝カーで区内の辻宣伝に取り組みました。
平和の月、8月に日本共産党や平和、民主団体は、反戦平和、核兵器廃絶などに加え、東日本大震災救援・復興、原発依存からの脱却などを掲げ、各種の行動やイベントを計画しています。
清田区革新懇は、6日、9日、15日に、午後12時半、西友清田店前集合で宣伝と署名行動。
年金者組合清田支部は15日の年金受給日行動は革新懇の行動に合流します。
新日本婦人の会清田支部は、9日、午前9時半から地下鉄南郷18丁目駅で核兵器禁止国際署名、脱原発署名に取り組みます。27日には恒例の「うたごえ喫茶」に取り組みます。
11日の大震災メモリアルデーには、日本共産党清田区委員会と同後援会が午後1時30分、国道36号線沿いのラッキー清田店前で、大震災救援募金と脱原発署名に取り組みます。
清田区九条の会連絡会は6日灯篭流しをします。午後6時半、北野ふれあい橋東側河畔に集合、絵付け、読み聞かせ、うたごえのあと灯篭を流します。家族連れの参加を呼びかけています。
23日、第14回清田区ふれあい区民まつりが開催され、大勢の家族連れなどで大賑い。青空の下、多彩なステージ発表や模擬店、フリーマーケットなどを楽しんでいました。
吉岡ひろ子党清田区市政相談室長も参加し、区民と交流しました。
札幌もようやく夏らしい時期を迎え、早朝にラジオ体操帰りの子どもらの声が響く。夏休みが始まった▼でも、被災地や原発事故の避難地域の子どもらは楽しい夏休みが送られているかと気になる。震災孤児となった子、放射能の不安にさらされ、仲良しと離れ離れにされた子、避難所暮らしをいまだに強いられる子…▼自然災害は防げないとしても、子どもらにこんな苦難を強いる結果に大人は責任を負わねばならぬ▼利益と効率優先。拝金と保身の横行。ウソとごまかしの経済社会。これでは子どもらに胸など張れはしない▼今こそ、この社会を大本から問い直し、その責任を果たすべく行動するときだ。羅針盤はすでに党綱領の中にある。(木)
「清田区新聞」11年07月31日付より