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清田区革新懇は、東京・明治公園で開かれた「原発ゼロ」をめざす7・2緊急行動に連帯し、2日午後、原発からの撤退を求める宣伝署名行動を西友清田店前で行いました。加盟団体などから19人が参加しました。
世話人や加盟団体代表らがリレートーク。「安全な原発などありません。地震国日本においてはなおさら。危険をなくすには原発をなくすしかありません」「福島県共同センターのアンケートでは86パーセントの県民が廃炉を望んでいます」「札幌は泊原発の70キロ圏にあります。市長はプルサーマル計画反対を表明、防災対策重点地域の拡大、北電との安全協定を求めていますが、市民の立場からも安全対策強化を求めていきましょう」「日本の原発はアメリカの核戦略に従属して導入されたもの」などと訴えると、通りすがりの親子連れなどの買い物客らが次々に署名に応じていました。
この日、人通りは少ないなかでしたが、短時間で20筆を越える署名が集まりました。
5日朝、日本共産党清田区後援会と吉岡ひろ子党清田区市政相談室長は国道36号線の真栄バス停前で街頭宣伝。後援会員ら6人が参加し、松本龍復興担当相が被災地で3日に行った暴言を厳しく批判、菅首相の任命責任を厳しく指摘しました。
吉岡さんは「松本氏の暴言は、被災地・被災者に心を寄せることとは正反対の『上から目線』で、担当相の資格が問われます」と糾弾。「いまは一刻を争う対応が必要なのに、ひどすぎます」とのべ「政治の責任を果たさせるため声をあげましょう」と呼びかけました。また、東京・明治公園での7・2緊急行動が2万人の参加で成功したことを紹介、「原発からの撤退へ大運動を」と訴えました。
(※この日、松本氏は復興担当相を辞任)
札幌市議会第2回定例議会は一般会計補正予算案などを採択、6月30日に閉会しました。
日本共産党札幌市議団は、一般会計補正予算案には、「子育て世帯に特化した市営住宅整備」基本設計費が計上されているため反対しました。「原発に頼らないエネルギー政策への転換を求める意見書」は全会一致で採択されました。
党市議団は積極的に論戦に臨みました。
導入が検討されている救急コールセンターについて、「緊急の場合は119番、相談したいというときにはコールセンターと分けるべき」とし、対応は医師を基本とすべきだと主張しました。
市電の延伸、ループ化の新車両にはバリアフリー対応の低床車両の導入を求めました。
「子育て世帯に特化した市住整備」では期限付き入居は公営にはなじまず、やめるべきと追及。必要なのは希望世帯が入居でき、希望がかなう市営住宅をどう供給するのかだ、と強く指摘しました。
災害避難所の問題では、応急物資の備蓄がない避難所をなくすよう強く求めました。
市立中高一貫校開設計画について、受験競争の低年齢化につながらないよう求めました。
保育所については、超過入所、待機児童解消へ大きな目標(3年で5000人)をもって計画を進めるよう求めました。
消費税増税反対意見書には共産党以外の会派が、介護保険改善意見書には民・自・公・みんな、の各会派が反対しました。
賛成 ○ 反対 × | 共産 | 自・市民会議 | 民・市民連合 | 公明 | 市民ネ | 改革ク | みんなの党 |
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「税と社会保障の一体改革」での消費税 増税に反対する意見書 | ○ | × | × | × | × | × | × |
軽度者への給付削減を止め、介護保険 への公費負担の大幅拡大を求める意見書 | ○ | × | × | × | ○ | ○ | × |
原発に頼らないエネルギー政策への転換 を求める意見書 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
6月に清田うたう会「クリスタル」と新婦人コーラス「コモド」がそれぞれ大きな舞台で発表する場がありました。本番に向けてどうしたらお客さんの心によい歌を届けられるか、歌詞の意味を深めたいと必死で練習しました▼「やさしい感じがよかったです」(「クリスタル」講評)「真剣に聞いてくださるお客さんの反応に身震いする感動を覚えた」(「コモド」の歌い手)▼先日の朝のテレビで仙台市八軒中学校合唱部の歌う「明日という日が」という歌をきいて涙が止まりませんでした。被災し、体を張ったボランティア活動、仲間が転校していくなか、まさに自分たちのうたを歌い続け、被災者を励まし続けているのだそうです▼CD化もされたとのこと。「うたの力」というものを感じずにはいられません。(規)
「清田区新聞」11年07月10日付より