Since 2007/03/08
清田区美しが丘市営住宅に住む全盲のSさん(34)や視覚障がい者団体が「交通量が激しい羊ヶ丘通の美しが丘4条6丁目交差点に音響式信号機の設置を」と、豊平警察署に地域住民の賛同署名をつけて要望していた問題で、同警察署は17日、Sさんらに「今年度に予算がついたので、3月中には設置できます」と回答、1年余の運動が実り、近く実現することとなりました。
この音響式信号機設置の運動は、Sさんの「羊ヶ丘通は交通量が多く目の不自由な私たちには渡るのが危険で命がけ。音の出る信号機にしてほしい」という要望がきっかけで始まったもの。北海道視覚障害者協議会(道視協)と日本共産党清田区市政相談室長の吉岡ひろ子さん(市議予定候補)や地域の共産党支部の人たちが協力・共同して署名活動などにとりくんだもの。昨年夏には市の土木センターが交差点の歩道に点字誘導ブロックを設置しましたが、信号機設置の見通しは立たないでいました。
このため年が明けた17日、Sさんの声を直接伝えようと、道視協の片石松蔵さん、吉岡ひろ子さんらと豊平警察署をおとずれたさい、担当官から設置が決まったことを知らされました。
Sさんは「いやー、よかった。最近、三井アウトレットができて交通量がいっそう激しくなったので、これでひと安心」とよろこび、片石さん、吉岡さんらとがっちり握手。翌18日にはさっそく吉岡さんや地域の共産党支部長さんらと、交差点周辺で賛同署名に協力してくれた、コンビニや焼き肉店、ガソリンスタンドや郵便局に出向き報告とお礼をしました。どこでも「よかったですね」と声をかけられ、Sさんはよろこびをかみしめているようでした。
日本共産党清田区後援会と吉岡ひろ子党清田区市政相談室長は18日朝、通勤客らがバスを待つ国道36号線沿いの真栄バス停向いで街頭宣伝を行いました。
田中秀夫後援会長は菅内閣の内閣改造に触れ「増税論者の与謝野経済財政相起用は消費税シフト。来るべき地方選で共産党を前進させこのたくらみに痛打を」と呼びかけました。
吉岡さんは「卒業予定者の就職は史上最低。閉塞感が社会を覆っています。その根本にある財界・大企業とアメリカにものがいえない政治。日本共産党にこそ、この閉塞状況をうちやぶる役割があると自覚しています。地方選で共産党を躍進させていただき、革新の流れを強めましょう」と訴えました。
平岡九条の会は13日、毎年恒例の「新春講演会」を開き、15人が参加しました。
講師は年金者組合清田支部書記次長の田中さん。写真を交えながら地球一周の船旅の体験を紹介。世界各地の社会や自然のありさまに触れ、広く世界からの目で時代と社会を見ることの大切さを強調しました。
年金者組合清田支部(村岡忠義支部長)は10日、北広島クラッセホテルで新入組合員歓迎会をかねた新年会を開き、組合員25人が参加しました。(写真)
村岡支部長は冒頭のあいさつで「高齢者・年金者の生活を守る正念場の年です。仲間づくりで大きな前進を勝ちとる一年にしたい。今年度中に三桁、100人の支部をつくるため、組合員拡大に全力を」と呼びかけました。
参加者は、料理に舌鼓を打ち、酌み交わしながら、社会・政治の情勢、組合の将来などを語り合い、楽しく交流しました。
日本共産党札幌市議団はこのほど「さっぽろ市政だより」第74号(1月4日付)を発行しました。
札幌市議会第3回、第4回定例会の議会報告を中心に、「市民アンケート」の結果、対政府交渉、2011年度予算への要望などを取り上げています。
入手希望の方は吉岡ひろ子事務所(電話011-888‐6777)までお申し付けください。
いよいよ地方選の年が明けた。なんとしても清田区の党市議の議席を奪回したいと、党支持者の期待もいよいよ高まっている▼札幌市政は上田市長2期の間にたしかに変わった。弁護士出身でもあり、平和、人権の分野では前進が見られ、市民との対話重視という点でも成果はある▼しかし、市民生活を守るという点や社会福祉、社会的に弱い立場にある人たちへの配慮には弱点がある。ようするに血が通っていないのだ▼社会的経験や想像力が足りないというよりは、支持勢力たる民主党が政治的立場も不分明な勢力になり下がったということにも起因するのだろう▼だからこそ、首長はどうあれ、筋の通った共産党の議員が議会にいなくては、血の通った市政はかなわない。(一)
「清田区新聞」11年01月23日付より