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日本共産党
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

春の気配

2月3日の節分にちなんで、きのうの絵手紙サークルでは鬼の顔を描きました。

赤や青、迫力ある鬼、かわいい鬼、ひょうきんな鬼など、不思議なことに書き手に似た鬼たちが、小さなはがきの紙面から飛び出さんばかりに描かれていました。

子どもたちがいた頃には、節分は必ず豆まきをしたものです。

煎った大豆をほんの少しだけ外に捲き、残りはムシャムシャたべました。

その後部屋を真っ暗にし、部屋中に巻かれているお菓子やアメをかき集めるのです。

この時期夫は組合の役員選挙で帰りが遅く、4人の子どもたちとおばあちゃんと6人が大騒ぎしながら菓子取り合戦をしたものです。

豆を煎るのは、まかれた豆が芽を出しては、災いが芽を出すことになり、困るからだそうで、最期に豆を食べるのは人間が災いをやっつけたということだそうです。

さて節分の翌日は立春です。

きのうの早朝宣伝に向かう途中、青空に向かって伸びた木々の枝が目にとまりました。

新芽の膨らみが、枝の先をほんのりとピンク色に染めているではありませんか。

氷点下10度を超える寒さの中でも、新しい季節を準備する自然の偉大なエネルギーを大きく胸に吸い込んで、車を走らせました。

(2月3日記)

「清田区新聞」10年02月07日付より