Since 2007/03/08
事務所の机の上に黄緑色の一冊の大学ノートがあります。
昨年のお正月明けからつけている生活相談ノートです。
昨年は1年で35件、今年は現在66件の相談がありました。
1年がかりで労災認定させたこと、一度区役所の保護課で受け付けてもらえなかった方の申請と受理ができたこと、家族の他界前後で借金が重なったかたの生活立て直しの手助けなど、解決・改善できたときの相談者の笑顔が、私の活動の何よりの原動力です。
その一方で、障害を持っている方などからの、「市営住宅を何度申し込んでも入れない」「年金を15年払ったのに一銭も出ない。何とかならないか」など、政治を変えることが必要な事例も少なくありません。
胸がつぶれるような、辛い相談も時には持ち込まれます。解決したとしても、また問題の芽がいつ出てくるかという心配もあります。
希望は、彼ら彼女たちは、相談をするという行動を起こしたことなのではないでしょうか。
党の「生活相談」の看板がいつでもどこでもあったらどんなに安心して暮らせる街になるでしょう。
『相談ノート』には区民の苦しみとともに未来への切なる希望が記されている、と思うのです。
(12月16日記)
「清田区新聞」09年12月20日付より