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7月4日、新婦人清田支部の映画会がありました。
映画館がなく、市街地の映画館も遠い清田区で上映会をしよう、日頃映画を観ることのない方たちに映画を観てほしい、と年に一度上映会にとりくんで7回目になります。
最初の年はハラハラドキドキの朝を迎え、ぞくぞくと来場する人たちの姿を見たときは感激しました。背中の丸くなったお年寄りが「数年ぶりに映画を観ました。とてもよかった。ありがとう」と言ってくれたときのよろこびは何物にもかえられません。
どれもが「人間っていいな」「人生すてたもんじゃない」という作品ばかりですが、今回は文句なく愛らしい動物と、西田敏行はじめ個性あふれる演技者ぞろいの登場人物によって、幾たびもの閉園の危機を乗り越え奇跡的な変化を遂げた旭山動物園がスクリーンのなかで、見事に再現されています。
地球上のすべての生物の命と人間への限りない信頼と愛情、そして「夢はいつかかなう」のメッセージに胸を熱くさせられるのです。
(7月8日記)
「清田区新聞」09年07月12日付より