Since 2007/03/08
雲ひとつない一面の青空のもと2カ月ぶりにウォーキングを楽しみました。
早朝降りた霜が日陰の草わらにだけ白いスクリーンをかけたようにまだ残っています。時々大きく息を吸い込み、晩秋のひんやりした空気を胸で確かめました。
いっしょに歩いているSさんやOさんも思わず「あー、いい気持ち」とつぶやきます。
北区の21歳の女性が小学3年生から8年間、母親によって監禁されていたことが先日発覚しました。学校や児童相談所など、関係機関の責任は重大です。
市は10月末に再発防止のため「児童虐待予防緊急対策本部」を設けました。また、国連が子どもの権利条約を採択してから11月20日で19年になりますが、札幌市ではようやく子どもの権利条例が定例市議会で採択されました。
子どものしあわせの実現に向けて貴重な一歩を踏み出しましたが、この条例が「絵に描いたモチ」にならないよう、これからが肝心です。
晩ご飯まで泥んこになって外で夢中になって遊び、母親に怒られる――。
遊ぶなかで多くのことを学んで成長できる子ども時代を、どの子にも保障するのは私たち大人の責任ではないでしょうか。
(11月12日記)
「清田区新聞」08年11月16日付より