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志位和夫委員長を迎えての日本共産党演説会は11日夜、豊平区の月寒グリーンドームで開かれ、清田区からの2台を含め全道各地から貸し切りバスなどで5千人を超える人たちが参加しました。
志位委員長は「消えた年金」や自衛隊による国民監視活動などホットな政治問題、格差と貧困をどう打開するか、憲法九条を守るたたかいなど、間近に迫った参院選挙の重要な争点について、わかりやすく解明しました。また、靖国派と政教一体派からなる安倍自民・公明政権の危険性と国民との矛盾の深まり、民主党の野党としての不確かさなどにふれ、「今こそ確かな野党・日本共産党が必要です」とのべ、参院選での支援を訴えました。
紙智子参院議員(比例代表)は初当選以来全力で活動してきた6年間を振り返り、「安倍内閣と真に対決する党は日本共産党だけ」と強調。はたやま和也氏(北海道選挙区)は全道各地で寄せられた声を紹介しながら「共産党が伸びてこそ政治は変わる」とのべ、ともに拍手につつまれました。
はたやま和也・党道政策委員長(参院道選挙区予定候補)のキャラバン宣伝が10日午後、清田区内3ヵ所で行われ、はたやま氏と吉岡ひろ子・党清田区市政相談室長が宣伝カーから参院選での日本共産党への支持を訴えました。(写真)
この間、地域の党支部・後援会の人たちが周辺に共産党紹介のパンフを配布しました。
清田区革新懇は10日午後、清田西友前で毎月一度の街頭宣伝を行い、「憲法改悪を許すな」と署名を訴えました。各加盟団体から九人が参加しました。
革新懇事務局の松崎均さん、共産党清田区市政相談室長の吉岡ひろ子さんらがハンドマイクで、自衛隊による国民監視活動の危険性を示し、力を合わせて憲法九条を守ろうと訴えました。
署名の呼びかけに、通りがかりの若い二人連れが応じてくれました。(写真)
平岡九条の会主催の平和講演会は7日夜、平岡地区会館で開かれ、35人の参加者が童話作家・加藤多一さんの講演を聞きました。(写真)
「反戦の心を貫いて」と題して講演した加藤さんは、自作の童話「馬を洗って」を朗読しながら、作品に込められた反戦の心を語りました。
また、自衛隊による国民監視活動にもふれ、「自分で自分の権利を主張せず、だれが権利を守ってくれるか」と強調しました。
講演後、参加者との交流が行われました。
恒例の「ふれあいバザー」(実行委員会主催)が9日、新婦人清田支部の事務所を会場に開かれ、朝の9時からハンドマイクで近所に呼びかけたかいもあって、たいへんにぎわいました。
衣類、靴、バック、書籍、雑貨、園芸、食堂などコーナーも多彩でした。(写真)
ことしは、ご近所の方々の持ち込みなどの協力もあり、地域に定着してきたのが実感とか。「みんなで協力してやれて楽しかった」とはスタッフの声です。
「終わりの始まり」が来た。怖(おそ)れを知らぬ戦後生まれの“坊ちゃん”宰相の暴走が足元から崩れようとしている▼近代史を捏造(ねつぞう)し、侵略の歴史を葬り去る。“戦前回帰”の政治手法。この国を物言えぬ明治憲法時代に導き、レジーム(体制)の転換と虚勢を張る▼靖国派を結集しての憲法改悪の愚挙とは裏腹に、噴き出す年金への国民の憤りは、頂点に向かっている▼忌まわしい大戦を経て、先達は「二度と戦争はしない」と平和憲法を喜んで受け入れた。格差と選別の政治に、確信を持って「NO」を突きつけたい。『人間は考える葦である』(俊)
「清田区新聞」07年06月17日付より