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12月8日、「SOSなんでも相談会」が開かれ、私も実行委員として参加しました。
「誰もこなかったらどうしよう…」という不安をよそに開催前から「町内会の回覧で見ました」という方が訪れ、実行委員のメンバーは胸をなで下ろしました。
「SOSなんでも相談会」といえば、5年前のリーマンショックのテレビ映像が生々しく記憶に残っています。
札幌大通公園での取り組みがマスコミでとりあげられ、地域開催は西区・東区・白石区についで清田区開催となりました。
どれだけ多くの方にこの相談会をお知らせできるかが大事なのですが、ビラの地域配布やポスターはじめ、町内会の回覧、道新の地域情報紙「マ・アル」などでお知らせできたことが大きな励ましとなりました。
真栄商店街にポスターのお願いで訪問したとき「弁護士さんが無料できてくれるんですか? すごいですね」といってその場で、ポスターを貼ってくれた所もありました。
相談に見えた高齢の女性は、「食べる元気もない」といっていたのですが、実行委員手作りの豚汁とおにぎりを食べて貰ったら「元気がでた――来るのに勇気がいったけれど、ここにきて良かった――」と涙ぐみました。
相談に来られた20人の方の向こうには「行こうかどうしようか…」と迷った、数倍…数十倍の方がいたと思います。
人間、産まれた時も死ぬときも一人――。せめて生きている間は、「私はひとりぽっちじゃない――」と思いたい。
(12月11日記)
「清田区新聞」13年12月15日付より