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背広姿の背中を、ポカンとひとつたたきたくなるぐらい態度が悪い――。
10月15日、議会傍聴をしたときの感想です。
傍聴したのは、9月21日から10月29日まで開催している定例市議会の決算特別委員会で、その日は保健福祉局にかんする審議でした。
共産党からは、北区選出の坂本恭子議員と手稲区選出の井上ひさ子議員が出席していました。
坂本議員は介護保険にかかわって、通院介助での見守り、声かけ、診察室内の算定の問題や、国民健康保険の問題を事実に基づき迫力ある論戦を展開しました。
「全額は払いたくても払えないから、とりあえず部分的にでも払いたい。窓口に相談に行った方が受け取ってもらえずにかえされた。払う意思があって相談に行く人を大切にして欲しい。そういうことはしないで欲しい」「月八万円の年金がそっくり国保滞納分として引き落とされたり、子ども手当が引き落とされたりした事例があるが、生活の必要最低額は差し押さえ禁止条項に決められているのではないか」と迫りました。
「払ってないから、あたりまえだべや」などというヤジや私語がうるさくなると、坂本議員の声は一段と大きく力強さを増してきます。
坂本議員の質問が終わったとき、ヤジの背中をたたきたかった手で思いっきり大きな拍手をしました。
百聞は一見にしかず――。皆さんにも議会傍聴をおすすめします。
(10月20日記)
「清田区新聞」10年10月24日付より