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日本共産党
清田区市政相談室
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

平和のバラ「カズエ」

4月13日に行われた「全国都道府県委員長・地方議員・候補会議」に参加し、おおいに刺激をうけてきました。

お昼休みに地区委員長のお知り合いの方が本部ビル内を案内してくれ、市田書記局長の部屋や資料室、国民の声を聞く課などを見てきました。

地下2階には災害に備えて、近隣の住民も使用できるほどの大量の水タンクを設置していました。

9階屋上には土が見えないほどに花や木が植えられ、クリスマスローズやヤマブキが咲き乱れていました。水路には水が流れ、ところどころには木製のいすがおかれています。冷たいビル街の懐を癒すオアシスの空間でした。

まだ咲いてはいませんでしたが「カズエ」と言う名前のバラが目にとまりました。

1977年9月27日、米軍機の墜落で1歳と3歳の子どもを亡くし、自らも全身の8割に火傷を負いながら、4年後に亡くなられた林和枝さんにちなんだバラの花でした。

お花屋さんをしていた和枝さんのお父さんが業者に頼んで開発した、淡いピンクのバラ――。

この事故を描いた絵本「パパママバイバイ」は就寝前によく子どもたちに読み聞かせをしましたが、何度涙で声が詰まったか数えきれません。

「ぽっぽっぽはとぽっぽ」と歌いながら、「パパママばいばい」といいながら2人の幼い子どもは遠い世界に旅立ちました。

我が家の長男はいま31歳。あの子たちは34歳と36歳になっていたはずです。

(4月14日記)

「清田区新聞」10年04月18日付より